7月9日から始まった連続ドラマ『37.5℃の涙』(TBS系・木曜21時~)は、これまで子どもを持つ当事者以外にはあまり知られてこなかった「病児保育」がテーマとなっています。駒崎弘樹さんが代表を務める認定NPO法人フローレンスは、同名原作の漫画(椎名チカ作、小学館『Cheese!』で連載中)のモデルとなりました。前回の記事「子どもの発熱と看病は社会が支えるべきだ」に引き続き、駒崎さんが日本の病児保育の現状や課題についてズバッと語ります。 少子化の要因の一つは病児保育の遅れ 前編では、「病児保育」として提供されているサービスの違いについて、整理しながらお話ししました。 「病児保育」という言葉すらほとんど知られていなかった十数年前に比べると、テレビドラマ化までされる今の状況は、一見進んだように見えます。でも、実態の改善スピードは非常にスロー。僕は幾度となく歯がゆい思いをしてきました。 きっと今こ
この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 介護保険、報酬の抑制はせめて美しく ―― 改定で疲弊する現場 柳本文貴(NPO法人グレースケア機構代表) 2012/3/1210:34 介護保険、報酬の抑制はせめて美しく ―― 改定で疲弊する現場 柳本文貴(NPO法人グレースケア機構代表) yagimoto ■報酬改定のうんざり感 かつて働いていた会社では、「1円稟議」というルールがありました。事業拠点で購入するものは1円以上すべて稟議書を必要とするというものです。コストを抑える方法としては、このように、手続きを煩雑にするというやり方は有効です。具体的には、書面の形式、内容、署名捺印、添付書類、期限などのルールをできるだけ細かく厳格に定めます。融通の効かないサディスティックな担当者を窓口に配置するとさらに効果的で
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 乳児向け粉ミルク「明治ステップ」から、1キログラム当たり最高で30.8ベクレルの放射性セシウムが検出され、メーカーの明治(東京都)が、対象の40万缶の無償交換を始めたというニュース。福島県内にも衝撃が走った。 粉ミルクの検査は、厚労省が7月から8月にかけて、市販品25種類を対象に実施済みで、その検査では放射性セシウムは検出されなかったからだ。さらに今回、セシウムを最初に検出したのは、明治でもなく、国県など公的に検査を行っている行政側でもなく、震災以降活動を開始した、できたてほやほやのNPO(非営利団体)である「TEAM二本松」(佐々木道範理事長、福島県二本松市)だったからだ。福島県内をはじめ、全国各地で次々に市民放射能測定所が開所しており、市
NPO法人「神奈川被害者支援センター」が性犯罪被害者の専用電話相談窓口「ハートライン神奈川」を設置し、11日で3カ月を迎える。同センターによると、7月末時点の相談件数は21件で、昨年を上回るペースという。 同センターなどが加盟するNPO法人「全国被害者支援ネットワーク」によると、婦女暴行や強制わいせつなど性犯罪の相談受理件数は、2008年に全国で1951件となっており、全体の17%。同センターは恥ずかしさから相談をためらう可能性もあることから被害者全体の電話窓口のほかに、性被害専用電話の設置を決めた。 専用電話への相談件数は5月11日の設置以降、5月5件、6月10件、7月6件で、10年の年間57件を上回るペース。被害者全体の窓口にも3カ月間で22件の性被害相談があった。 同センターは県と県警と3者で「かながわ犯罪被害者サポートステーション」を、横浜市神奈川区のかながわ県民センター内で
あなたが、毎日、食べる食事のホンの一部が、食の問題を抱える子どもたちの給食となる…「TABLE FOR TWO」(TFT)は、そうした仕組みを実践するNPO(特定非営利活動法人)です。 具体的には、TFTプログラムに参加する企業の社員食堂やレストランで提供される低カロリーや野菜多めのヘルシーメニューを食べると、その売り上げから20円がTFTに寄付されて、飢餓に苦しむ開発途上国の子どもたちの学校給食になるというもの。つまり、開発途上国の飢餓と、先進国の肥満の両方を、毎日の食事によって解消できるのです。しかも、この社会貢献事業は、日本生まれ。TFT代表の小暮真久さんに、その活動と思いを伺いました。 丁野奈都子(以下、丁野):以前、NHKの食堂にもTFTメニューがあったのですけど、ヘルシーで人気で、いつもだいたい売り切れでした。同じように、さまざまな企業がTFTに賛同して参加されていると思います
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