週刊東洋経済の2007年上半期決定版 経済・経営書ベスト100の第一位に選ばれ、各方面でも評価の高い「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」であるが、これ経済学のド素人が見ても、トンデモくさくて読むのがつらすぎるのですが、何か間違っていますかね? グラフの利用が恣意的すぎて、信頼がおけない とにかく徹頭徹尾時系列グラフの提示の仕方に問題がある。まったくちがう性質の二つの時系列を、一つは左メモリで読ませるように、もうひとつは右メモリで読ませるようにして、時間的な相関があることを見せようとしている。相関があるように見せかけるための工夫は、それこそものすごい努力である。例えば、図I-2 石油輸出国と日本の交易条件などは、日本の交易条件(この量の算出方法が適切かどうかはここでは問わない)の時系列グラフなんて、「適切」なスケーリングはおろかゼロ点移動に加えメモリを上下逆にしてプロットしているの
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