中国政府は6日、新疆ウイグル自治区の暴動を受け、ウルムチ市のホテルに臨時のプレスセンターを設置、メディア向け取材ツアーのアレンジや現場の映像の提供など異例の素早い報道対応をした。 プレスセンターでは同日、記者会見を開いたほか、相次いで現地入りした記者を市内の病院に案内、入院中の暴動被害者への取材を認めた。 昨年の北京五輪前後に同自治区で武装警官の死傷事件などが起きた際は、こうした報道対応は一切なかった上、武装警官から記者が暴行を受けるケースもあり、国際社会の批判を受けた。 暴動の実態を速やかに公開することが、国際社会の理解を得る上で得策と判断したとみられる。(共同)