民主党のばらまきは見事だった。エコカー補助金の漫然とした継続など、大盤振る舞いの印象が強い政権だった(過去形でごめんなさい)。もう、ばらまきは勘弁してくれ。賢明な国民はそう思っている。 しかし、次に待っているのも元祖ばらまき王の自民党である。元祖の名に恥じぬよう、10年間で200兆円の公共事業をやるらしい。「ばらまきだらけの水泳大会!~谷垣総裁のポロリもあるよ~」をお楽しみ下さい、ってことなのだろう(冗談ではなく、これくらい国民は馬鹿にされていると思う)。 もう少しまともな「ばらまき」はないのだろうか。 1.麻薬型のばらまき エコカー補助金などは需要を一時的に引き上げる効果しかない。業界にとっては麻薬である。クスリが効いている間は気持ちいい。短期的には業績が改善する(改善したように見える)。 しかし、麻薬はその場しのぎの快楽しかもたらさない。需要の水準を長期的・継続的に引き上げるわけではな
![政治家の皆さん、「ばらまく」ならiPadはどうですか?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5ca3e12d98a36e5b182766185b63cd33c26a509a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fagora-web.jp%2Fcms%2Fwp-content%2Fuploads%2F2021%2F07%2Fagora-twitter.jpg)