本屋で本を手に取ると、ぱらぱらと頁をめくります。書店員のひとに叱られないくらいの時間で。ぱらぱら。どんな本か知りたくて、この作業をします。今回取り上げる本は好きな作家さんの新刊なので、本屋に入る前から買うことを決めていました。でも、一応ぱらぱら。目次の「女性のおっぱいに目のない友へ」や「伊吹夏子さんへ 失敗書簡集」という言葉からあれこれ想像しながらレジへ。森見登美彦『恋文の技術』。 恋文の技術 作者:森見 登美彦出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2009/03/05メディア: 単行本 『太陽の塔』でデビューし、『夜は短し歩けよ乙女』で人気作家となった森見登美彦さん。待望の新刊が出ました。 京都を離れ、能登の実験所でクラゲの研究をしている主人公・守田一郎。座右の銘は「机上の妄想」。彼が京都にいる先輩や後輩、妹、家庭教師をしていた教え子の小学生、そして森見登美彦(!)と手紙をやりとりするこ
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