ギャルジャポン 1 (マーガレットコミックス) ■【オススメ】二ノ宮知子 爆笑、と帯にあるが、正直、期待しないで読んだ。面白かった。 題名通り、表紙通り。つけまハンパじゃないギャルな16歳のふたりがほぼ毎度ファミレスでトークしている話。「THE3名様 」みたいな設定だが、トーク内容は表紙どおり、すっとんでいる。すっとんでいるが、シュールって域ではない。その手前、笑える笑えないをシビアに判断される土俵にとどまっている。そして、これが笑える。 片田舎で、ギャル語本を読みながら答え合わせしているような、涙ぐましい努力の末に成立しているギャルのようなのだが、可哀想だの同情だのといった感情を抱く暇も与えずに、考えなしというか思ったことをすぐ口に出す怒涛のコントが展開される。ツッコミ役不在のボケまくり。悩まずまっすぐなバカほど強いキャラクターはないな、と確信させられる。 あとがきにある先輩アシのゴロー