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ブックマーク / manga-1.com (59)

  • 【オススメ】 岡野史佳/深紅のエスカ | マンガ一巻読破

    深紅のエスカ (ダイトコミックス 342) ■【オススメ】超能力と戦争を絡めたミステリー。 ミスディレクションが巧い。 マンガとしては説明書きが多めだが、コンパクトに まとめる上では致し方ないと思える程度。設定が厄介なので 読み込みづらさはあるものの、上手な流れで、飲み込めないことはない。 友人が死んで一年。ヒロインはクラスメイトとトランプしていても、 手を抜かないと全部勝ってしまうという。それは級友たちもわかっている。 そんなヒロインは、呼ばれた、といって席を立つ。テレパシーでやりとりができる 彼女は超能力者である。学校には特別なチームがあって、生徒6人がそこに 所属していた。心臓が弱かったり目が見えなかったり口が聞けなかったりと ハンデを負う者も多い。一年前に死んだのはその中のひとりだった。 その、死んだ仲間の親が亡くなる。戦争の被害が後を引くなか、敵国への 反対運動を展開していた過激

    shirebito
    shirebito 2013/09/16
    気になっていた。
  • 終わった・・・けど終わってない?吉野マリの傑作「桃色ヘヴン!」12巻 | マンガ一巻読破

  • 【オススメ】山口ミコト/最底辺の男-Scumbag Loser- | マンガ一巻読破

    最底辺の男-Scumbag Loser-(1) (ガンガンコミックスJOKER) ■【オススメ】うん、これは凄い。ヴァンパイア的なもの、SFファンタジー的なものを、社会の底辺と結びつけた。押切蓮介 のヘビーなものと同じくらいのボディブロウをらうので不用意に読むのは注意されたし。 上から目線で人を批判する主人公は太ったブ男。部屋には好きな子の写真、その子に語りかける手には女物の下着。そんな彼は学校では底辺の男。しかし最底辺ではない、と下を見て自分の地位を確認する。が、そんな最底辺の人物が彼女自慢をはじめた。すると自分は最底辺に?そこで慌てた彼は彼女をでっち上げる。しかし、そんな彼女が、目の前に転校生として現れた。 話はコメディとはならない。転校生は、彼を彼氏だといって話をあわせる。しかし、それはオカシイのだった。なぜなら、彼女は存在するはずのない人間だから。主人公が屈折した人物である理由も

  • 【オススメ】シタラマサコ/ギャルジャポン | マンガ一巻読破

    ギャルジャポン 1 (マーガレットコミックス) ■【オススメ】二ノ宮知子 爆笑、と帯にあるが、正直、期待しないで読んだ。面白かった。 題名通り、表紙通り。つけまハンパじゃないギャルな16歳のふたりがほぼ毎度ファミレスでトークしている話。「THE3名様 」みたいな設定だが、トーク内容は表紙どおり、すっとんでいる。すっとんでいるが、シュールって域ではない。その手前、笑える笑えないをシビアに判断される土俵にとどまっている。そして、これが笑える。 片田舎で、ギャル語を読みながら答え合わせしているような、涙ぐましい努力の末に成立しているギャルのようなのだが、可哀想だの同情だのといった感情を抱く暇も与えずに、考えなしというか思ったことをすぐ口に出す怒涛のコントが展開される。ツッコミ役不在のボケまくり。悩まずまっすぐなバカほど強いキャラクターはないな、と確信させられる。 あとがきにある先輩アシのゴロー

    shirebito
    shirebito 2012/06/06
    おすすめされてる!!
  • 【オススメ】 西風/新説時代劇集 忍者 猿飛 | マンガ一巻読破

    新説時代劇集忍者猿飛 vol.1 (SPコミックス) ■【オススメ】これは非常にユニークで、飄々とした時代劇。 帯にわざわざ「エンスーのカリスマ」と書いている通り、あの、クルマに関する漫画で名高い西風氏による作品である。題名のとおり、猿飛佐助を取り扱い、『コミック乱ツインズ』に掲載している時代劇である。 戸沢白雲斎と、その弟子猿飛佐助を中心にしながら、その周辺の戦国の状況も軽く触れていく話。背景をあまり描かず、また絵柄も時代がかった風であり、一方主人公のキャラクターは飄々として並の者とは腕前も性格も次元が違う。そんな佐助が、挑む者と闘いながら、結果としてはあっさりと退ける内容はからっとしていて、他の時代ものと異なる印象を残す。 浮世離れした話で、それが他と一線を画しており、癖になる。妙な作品だが見かけたらぜひ一読を。 ■続刊購入する?→ 【買う方向】 評価:A 評価は、A:傑作、B:佳作、

    shirebito
    shirebito 2012/05/05
    きになる。
  • 【オススメ】 やまあき道屯/明治骨董奇譚 ゆめじい | マンガ一巻読破

    明治骨董奇譚 ゆめじい 1 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕) ■【オススメ】目利きの骨董商が主人公、だが この爺さんは犯罪事件の裏側まで見通せるのだった。 857円税別と少々お高めの設定だが収録は12話280ページに及ぶ。 読み応えたっぷり。おかげで一気に読み通せず数日がかり での読了となった。 時代は明治末。物の念を感じ読み取ることができる、京都イチの目利きとされる 古道具屋が主人公。ゆめじい、の名はその道では有名すぎるほど有名。 鬼と言われる人物であった。 話は犯罪絡み、騙し騙されが殆どで、割に殺伐とした雰囲気。 そのなかで主人公のゆめじいは飄々とした態度で、 しかし真相を見極めていく。この手の話でありがちな 道化はセンスのない孫娘が背負っているが、 ゆめじいとの格が違いすぎる上、ゆめじいは孫娘をさほど 買ってもいないようで、このあたりうまく機能していない 設定に見えるが、逆にそこ

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    shirebito 2012/04/17
    きになる。
  • 【オススメ】 イシデ電/ラブフロムボーイ | マンガ一巻読破

    shirebito
    shirebito 2012/04/13
    やっと単行本出た。長かった。
  • 【オススメ】 岡崎二郎、池田清彦/まるまる動物記 | マンガ一巻読破

    まるまる動物記(1) (アフタヌーンKC) ■【オススメ】岡崎二郎で動物記?どんなものかと 思ったが、さすが氏が手がけるだけの中身であった。 岡崎二郎といえばSF、という見方からすると、 動物記という題名から中身が想像しにくかったが、 編は当に動物もの、とはいえ虫なんかの話も多い。 一方で、それでも氏が手がけただけの 仕掛けがあり、動物たちの生態に関して、 謎掛けと理由づけが巧くなされた作品に仕上がっている。 そうした創作に対して、一篇づつに、 生物学者である池田清彦の解説がついている。 漫画はあくまでも創作、として、 生物学的な見地からぶったぎっているところが 面白い。対にして読むと面白い点では、 「恨ミシュラン」 以来の名コラボレーションと言っても良いかもしれない。 岡崎二郎氏はSF漫画の代名詞でもある。 科学に基づき、仮説を提示し、ものの見方を 捻ってみせる、という点で、 唯一無

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    shirebito 2012/04/13
    お、ついに単行本が。
  • 【オススメ】 道満晴明/ニッケルオデオン 赤 | マンガ一巻読破

    ニッケルオデオン 赤(IKKI COMIX) ■【オススメ】ゆるい繋がりをもった短篇集。 ダークでスプラッタなファンタジーだが、 軽やかな雰囲気と可愛げのある絵柄で読みやすく、 毒を騙して飲ませてしまう糖衣錠のような仕上がりに。 帯にあるように「なんでもアリの8P読み切りショート」「ヘンなお話、あります。」という内容の短篇集。 冒頭のカラー作品は動物園での話だがまだ普通−その後、女の子と虎はお付き合いするようになるらしいが、それでもまだこの作品群の中では普通め。酔っ払って親友に迫られる話もオチがさらにつくが、まだ普通。その後の3話目はパニックもののクライマックスのような場面での仕打ちというか、題名「ファニーゲーム 」のとおりの映画があったなぁと想い出す。ハネケ監督の作品は当に気味が悪いというか嫌らしいが、ちなみに「ニッケルオデオン」って映画もあるが、要するにこれは映画初期にあった小さな映

  • 【オススメ】 オノ・ナツメ/ふたがしら | マンガ一巻読破

    ふたがしら 1 (IKKI COMIX) ■【オススメ】今回も、話が面白い。 オノ・ナツメ の作品をこのブログで紹介するのは6作目になる。多作な作家だが、 そのうち「 not simple 」を除く5作品をオススメとしている。「 さらい屋五葉 」に「 GENTE[ジェンテ]〜リストランテの人々〜 」、「 COPPERS 」「 つらつらわらじ 」と作である。いずれも、話が面白い。 冒頭は今回も読みづらい。著者の描線は独特であり、個人的には絵自体が読みづらく人物の見分けが容易にはつかない。流れと勢いで読んでいくと、どうにも引っかかる。その引っ掛かりには、カメラワークも要因としてある。カメラが動きすぎる。絵を描くための視点が、ぐるぐると動きすぎるのだ。正直、うるさい。そんなに切り返さなくても良かろうに、と思う。で、読みづらいなぁと思いつつも読み進めると、話が面白いので、夢中になってくる。一巻を

  • 【オススメ】 岡本一広/めぐる88 | マンガ一巻読破

    めぐる88 1 電撃ジャパンコミックス ■【オススメ】著者がまた読み手に想像のつかない題材に手を出した。 今回はお遍路道中記。 岡一広 氏の作品はユニークで、透明感のある「 トランスルーセント 」で評判を受けつつも、ガンダムものを描き、戦記ものも描くと思えば、 交渉術のノウハウ話をコミカライズする。 一方で今回の題材は、四国のお遍路さんである。 お遍路巡りをすることになった青年の話。連帯保証人になった友人が借金を返せず、ヤクザが彼のもとに押しかけてきたがフリーターでカネがないのは知っている。そこで、病気の組長のために四国遍路巡りをすることでチャラにすると言い出された。なんで、と思いつつ、なぜ断れないのか、いい顔をしてしまうのか、と思いつつ、今回はヤクザ相手であるし断れるものでもない。引き受けたからにはしっかりやろう、と思うところが主人公の良いところ。 そんな、草男子というよりも優柔不断

  • やまもり三香/ひるなかの流星 | マンガ一巻読破

    ひるなかの流星 1 (マーガレットコミックス) ■田舎の子が東京に出てきて、という青春もの。 定番のイベントをこなしつつ、明るく爽やかに仕上げているのは見事。 著者は「 シュガーズ 」が良かったが、作も良い。 田舎でのんびり暮らしていたヒロインが親の海外転勤により、 東京の親戚の家に預けられる、ということで、 東京で高校生活を送るお話。 割りと勝手そうで気ままに生きてきたつもりの ヒロインが、案外小心者かも、と自覚するところ、 そして、周囲がうまく後を押し、 人も前を向くところが、良い青春漫画。 意地悪な同級生も出てくるが、 相応の理由があり、その理由がピュアなので、 ああ、恵まれた環境だなと思わなくはないけれど、 こんな話だからこそ読者は安心して読めるのである。 評価:C 評価は、A:傑作、B:佳作、C:無印、D:薦めない 【データ】 やまもり三香 (やまもりみか) ひるなかの流星

  • 【オススメ】 天乃忍/ラストゲーム | マンガ一巻読破

    ラストゲーム 1 (花とゆめCOMICS) ■【オススメ】ただ一人のライバルは友達でもあり、思う人でもあり。 典型的な構図のラブコメだが、上手い。 父親が大きくしたホテルチェーンの御曹司、 運動も勉強もできルックスも良いのが主人公。 そんな彼の前に現れたのは、ちょっと地味目な転校生の女の子。 しかし彼女が、勉強も、そして運動でも、 彼のお株を奪う成績を見せつけるのだった。 そんな彼女にライバル心を抱く主人公。しかし彼女のほうは、 彼のことなど眼中になかった。母子家庭で育つ彼女は、 母親に楽をさせてあげられるよう自分が頑張る、ということしか 頭になかった。 そんな設定で始まる話。そして基的にそれ以上の話はない。 二人のラブコメが展開されていくのみ。しかし、それでも 引き込まれる。主人公の目的を、彼女を自分に気を引かせた上で 、そのうえで振る、ということに設定したのが良い仕掛けだろう。 そし

    shirebito
    shirebito 2012/01/04
    出てたのか。買わねば。
  • 【オススメ】 雁須磨子/かわいいかくれんぼ | マンガ一巻読破

    かわいいかくれんぼ (バーズコミックス ルチルコレクション) ■【オススメ】一巻完結、同性愛もの。着眼点が面白い。 主人公は高校の教師。彼は、同性に興味がある男子生徒がわかる。 なぜなら、自分もそうだったから。彼が受け持つ生徒には、 明らかに同性に視線を注いでいる者がいた。 そんな、ありそうな環境と設定で始まる物語。 主人公は傍観者そして応援者として、同性に恋する生徒 の側に立つ。そして展開を見守るのだが、想像しない方向へと 進んでいく。 というわけで、表題作はユニークな観点で面白い。とはいえ、 BLもののお約束もあり、結末は落ちるところに落ちる。 48ページで表題作前後編は終了。だが、その後の作品、短編と前中後編の2は、この後日譚。同性愛カップルの顛末、というのは良くあるBLものだが、ありそうな日常を描く、シリアスではないコメディもの、 という点で読みやすい。それと、 そうは思わせない

  • 【オススメ】 榎田尤利、町屋はとこ/恋とは呼べない | マンガ一巻読破

    恋とは呼べない 1 (ビーボーイコミックス) ■【オススメ】BL系は非常に丁寧な話運びの作品が多いが、 作もその一例。 主人公はゲイだが、バイセクシャルな相手に、彼女と結婚する、として振られてしまう。 よりによってクリスマスの日に。落ち込んで帰ったところ、雪に埋もれていると、 男を拾った。 そうしたきっかけから展開する同居話。ただし両者の間でBL話に直ちに転がっていくわけではない。そこが丁寧であり、その丁寧さが面白みを生んでいる。主人公の会社での姿を描き、元恋人も登場させる。一方、同居相手のほうの話は深掘りしない。が、彼の勤め先には触れ、そこでの飼い主を探すことから、主人公の会社における交流関係と交わる人物を浮かび上がらせる。そちらの方の男女、いや男男関係も仄めかしつつ、話は主人公と元恋人の話に戻し、一巻巻末でようやく同居人との関係に移る。 これは要するによくできたメロドラマである。

  • 【オススメ】 星里もちる/夜のスニーカー | マンガ一巻読破

    夜のスニーカー プレイボーイコミックス ■【オススメ】不器用な男女恋愛に、散歩を交えたお話。 恋、というかセックスに臆病というか慎重な男。合コン後に誘われてホテルまで行くが、行為に及ばず帰ってしまう。そんな彼に親友が紹介したのは、同じようなタイプの女性。彼女は結婚前提でないと付き合えない、といい思いを先回りしてどんどん吐き出す。感じが良くはなかったが、しかし、歩いて帰るという主人公に、一緒に行ってもいいか、とスニーカーを出しながら聞くのだった。 ある程度年齢をった、20代後半の、恋に不器用な男女の物語。この年令なので、恋には当然、行為が含まれ、主にそこにフォーカスされているのはプレイボーイの名を冠する雑誌だから、という事情だろうか。しかしこの雑誌が休刊ということで、結末をつけるためにWEBで最終話が掲載された様子。そんな経緯はあれど、作品としてはきっちりまとまっている。 不器用とはいえ

  • 【オススメ】 明治カナ子/坂の上の魔法使い | マンガ一巻読破

    坂の上の魔法使い (ミリオンコミックス 84 Hertz Series 72) ■【オススメ】魔法使いと弟子の物語だが、 そこに過去の話を重ねて綴る。 パラレルな作りが話を奥深くしている。 坂の上の不便なところに住む魔法使いと、その弟子。 幼い弟子は出来が悪いが素直。この二人の生活を描くコメディ、 というほど単純な構造ではなく、長生きする有能な魔法使いに、 滅亡した王国、王とその忘れ形見、そして王を追い込んだ者たち、 それらを絡めて話をふくらませているのが作である。 コメント欄でご指摘いただき購入。この終わりかたで一巻表示がないのは 無茶だろう。基的にサスペンスとは遠い話だが、巻末のエピソードは 色合いが違う。深刻そうに見せる前フリもありつつ、魔法使い当人は 襲ってくる相手をずっと小物扱いしており、その点で首をかしげつつ読んだが、 最後のところで合点はいった。しかしその程度の話で巻をま

  • 2011年のベストセレクション | マンガ一巻読破

    2011年に読んだ作品の中から、当ブログがオススメする一巻をご紹介します。 1. 岡村星/誘爆発作 : SF風味あるサスペンスミステリ。小説では良くある話ではあるかもしれない。誘拐あるいは殺人といった事件に絡み、テレパシーを利用し事件を解決しようとする。しかしそれが直線的ではないところが現実的。能力を解決には直接使えず、迂回して遠回りしているのがユニークで、こうした設定でサスペンスを煽るのは非常に正しい。物語は直線的に語られても勢いはあるかもしれないが実はさほど面白いと感じない場合が多い。ただ単に言いたいことだけに突き進むようなものは話づくりとして違うのだろうな、と思わせる一作である。 2. 雲田はるこ/昭和元禄落語心中 : 落語ものだが、噺自体あるいは芸事修行ものが多いなか、両者を含みつつ、違う物語の軸も用意して重層的に語る話はユニークで意欲的。雰囲気あり、読み進めるうちにその世界に没

  • 【オススメ】 竹村いづみ/くさかんむり | マンガ一巻読破

    くさかんむり 1 (ビッグ コミックス) ■【オススメ】わかりやすい設定の異能伝奇アクション。一話完結スタイルで読みやすい。 職を転々としているヒロイン。性格良く、良く気づく。なのに何故かといえば、 それは彼女の素質ゆえ。植物を自在に操るその力は"くさかんむり"と称される家系のもの。彼女の故郷では一族の"けものへん"の子孫を残すことだけが使命とされていた。自我など持たされないその環境から、彼女は思いを持ち、抜けだした。そんな彼女を、いまだに追う者たち。彼女は一人で戦いつつ居場所を探す旅を続けている。 第一話において、ヒロインの立ち位置とその特性、能力が明らかにされる。敵である存在も明確になる。その後は、彼女が場所を移動しながら、その敵に追われるという話を一話完結スタイルで綴る。非常に読みやすいが、しかしその分、単行で読むと、少し物足りない感じもする。 その読み足りなさが、続刊で解決される

  • 錦メガネ、シオミヤイルカ/非実在推理少女あ〜や | マンガ一巻読破

    非実在推理少女あ〜や(1) (星海社COMICS) ■推理もののコペルニクス的転回、起こってしまった事象に辻褄のあう ロジックを推し量る、机上の空論、瓢箪から駒。 学校で起きた不可解な殺人事件、主人公が憧れの少女が第一発見者、 これが警察に容疑者扱いされてしまったから大変。なんとかして助けたい、 と思う主人公の前に現れたのは、名探偵を名乗る女の子。不思議な煙、 恣意的ミストを吹きかけて発言すれば、相手はその通りに姿を変える。 そんな力でもって彼女は世界を改竄するのだった。 崩壊者、というものにより変えられてしまった世界を護るため、 不可能な状況を可能な状況へと変える論理を当てはめる、 それが少女探偵、推理者の役目。主人公はたまたま彼女の記憶改竄に 抵抗力を持つ観測者であり、一部始終を目にし、推理者たる探偵を助ける ことになる。 という、起こってしまった不可解な状況の、辻褄を合わせるために