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王子様と灰色の日々(1) (KCx ARIA) ■【オススメ】恵まれない境遇のヒロインにとってはある種のシンデレラ・ストーリー、 にも見えたが、パラダイスは何処にもなく。 ヒロインは母不在、のんだくれの父と貧乏暮らし。生活費に困り彼女は際どい手段でカネを稼ぐ。しかしそれにも限界はある。父は娘を親戚のヤクザものに売ろうとする。さすがに彼女は家を飛び出るが行く先はない。ないところで、彼女は拾われた。 金持ちの坊々がお付のものとコンビニ−それも彼の会社の傘下の企業だそうな−で買い物していた際にヒロインは遭遇、ちょっとした行き違いで彼らに攫われるヒロインだったが、その坊々と顔が似ていた。そんな彼が失踪し、しかしそれを表沙汰にしたくないお付きのものが、彼女を身代わりに立てることに。そうして行き場のなかった彼女に、居場所ができることになった。 明るくない、というか暗い話だが、見ようによっては暗くないと
そー レファレンスって発見の連続なのよね みなさんは図書館をどのくらい利用されてるでしょうか。 私が図書館を沢山利用していたのは子供の頃、そして大学浪人の頃あたりでしょうか。 時間はある。…けどお金は無い! という時に「何でもいいからタダで楽しめる娯楽を!」ということでよく利用させてもらってました。 思えば手塚治虫の「ブラックジャック」も浦沢直樹の「マスターキートン」も、梶原一騎の「あしたのジョー」も、井上雄彦の「SLAM DUNK」も田中芳樹の「銀河英雄伝説」も、桂米朝の「落語」にもここで出会いました。 都内の図書館ではホームページから図書の予約や他館の図書を最寄の図書館に取り寄せるサービスも行っていて、最新刊を今すぐ!と贅沢さえ言わなければ案外ラノベも豊富に読むことができたりと侮れないものです。 そしてそんな図書館ネットワークを駆使した取り寄せサービスの他に、図書館には「レファレンスサ
2024/01≪ 1234567891011121314151617181920212223242526272829 ≫2024/03 つばな「見かけの二重星」 誰かと誰かの間には タイミングがあってさ ■「その日もずっと私は私で、世界に一人だけの私だった。それが今、この世に二人いる!!」 謎の天才のおかしな科学実験に巻き込まれて、二人に分裂してしまったのは、ごくごく普通の女子高生・綾子。戸惑いながらももう一人の自分と最初に共有したのは、急逝した姉の思い出だった。増えた心と失くした心、その先は…? コミックリュウにて「第七女子会彷徨」を連載し、一部で非常に話題になっている、つばな先生のKISS連載作品でございます。まさかつばな先生の作品のレビューをすることが出来るとは思っていなかったので、ちょっとびっくり。2010年1月号からゆっくりと連載を重ね、先月にようやく単行本が発売されました。本作
新刊漫画や面白漫画・ゲームの感想をつらつらと書いていましたが、権利者の問題に対する対応があまりにアレなので… 空声 こがわみさき アスキーメディアワークス 音にならない声も、相手には伝わるもの。 少年少女の心の機微が、 声にならない声や、聞こえないけどちゃんと相手に伝わってる声が 鍵となるストーリーとともに描かれた短編作品集。 若さというか、幼さゆえに つんつん突っ張ってしまったり、 ただ顔を合わせる、想う、だけで幸せだったり、 各話のメインキャラたちが皆 素直でまっすぐで、まぶしい。 大人になって、ドロドロぐちょぐちょな世界に慣れきってしまった今となっては、 こんな頃が懐かしく、 また、うらやましい限り。 同じ電車で毎朝顔を合わせる子との話とか、 夜の学校に2人で侵入、とか、 こういう感じのことにドキドキを感じられなくなってしまった身が 恨めしい。 だからこそ、こういう作品で 心洗われる
非常に気の利いたマンガ ・・・のように見せかけて、本当は全てが一本の物語の中に収まっているっていう、なんともトリッキーな、それ故に美しい怪作でしたというオチ。 とにかく、短編の細か〜い部分が、後から後からじわじわと、伏線として効いてくる。 読者としては、その伏線の妙にうなったり笑わされたりしながら、気が付けばこの荒唐無稽な物語の虜になっている。 この「伏線に酔う」っていう感覚が心地よかった。 物語の推進力って、普通は「犯人はだれか?」だったり、「ピンチをどうやって乗り越えるのか?」だったりで。 まあ、色々パターンはあるとは言え、基本的には物語の中にあるものだけども。 本作に関しては、読み進める動機が「伏線の読み解き」っていう、ある意味でメタ的な動機になってる。 つまりは、ものすごく構造的なマンガだということで。 なかなか刺激的な読書だった。 まあ、伏線マニアの石黒先生っぽいといえば石黒先生
三丁目の魔法使い 1 (電撃ジャパンコミックス ア) ■奇っ怪なファンタジーに巻き込まれるヒロインの話。 お店でバイトしているヒロインなのだが、そのお店では、店主 のせいか、何かおかしなことが起こり、異空間に連れていかれたり不思議な経験をするはめになったり。彼女は店主を、魔法使いと称しているが、 実際そんなふうにしか思えない体験ばかりをするのだった。 ヒロイン巻き込まれ型、 不思議な事態の起こるファンタジー。 とはいえヒロインはそれに半ば慣れっこではあり、 驚きはするし困りはするのだが、 だからといってバイトをやめるわけではない。 店主は飄々、別に何か説明するわけでもない。 そういう話なので、エピソードの中軸となる不思議体験が どんなものか、が作品の肝。毎回、変わった趣向で見せてくれており、 独特の雰囲気を醸し出している。 評価:C 評価は、A:傑作、B:佳作、C:無印、D:薦めない 【デ
うどんの女 (Feelコミックス) ■【オススメ】漫画史上もっとも「うどん」をセクシャルに描いた一品。 好きで見ているブログのなかでこの作品を紹介されており、しかも複数で取り上げられていたのでこれは読むべきなのだろうと購入。そして、確かに読むべき作品だったことに感謝。 うどんが取り持つ男女の仲の話。大学の学食、油絵専攻の男子学生と、 学食のうどんコーナーで働くおばちゃん−というのはまだ若い35歳のバツイチ出戻り美女。うどんを毎度注文するのは、最初は単に生活上の問題だった 男子学生だったが、相手が意識しているのではと自覚した頃から、 どうやら彼女に対して好きであるらしいと気づき、同様に相手の女性も 何度も来る彼に対して意識するようになる。 繰り返しを利用し恋愛に発展する物語。誤解による認識が自覚に変わるという王道。ラブコメとしては、年齢差の他に、バツイチという設定を上手く絡めている。 話とし
「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧
四月は君の嘘(1) (KCデラックス) ■【オススメ】足らないピースを埋めてくれる友達のいる青春物語。 世界的に有名な神童であったピアノ少年は、しかし、 ある日、弾くことをやめた。母を亡くし理由を失い、 自分の弾くピアノの音が聞こえなくなったことを 言い訳に、ステージを降りた彼。しかし、 その彼をずっと気にしていた幼なじみ。 そして、彼を再びステージに引っ張り出す存在が現れた。 前作「さよならフットボール 」が青春の一刻をきれいに切り取った名作だった著者の 最新作はやはり青春もの。今回は、止まってしまった時間を再び 動かす話。4人の登場人物、なかでも主人公とヒロインの出会う場面をじっくり時間をかけて描いてから物語を転がし始めるため、冒頭はやや 回りくどい印象があるが、単行本で読ませるのならこれでいい、 一巻の終わりには続刊が読みたくなるという、じっくりとした仕上げ方である。 奔放なヴァイオ
妄想少年観測少女 1 (電撃コミックス) ■【オススメ】ちょっと特殊な恋愛連作集。 センスのある絵を描く少年。彼は、ある女の子のことが気になっていた。 美少女と誉れ高いが、彼が気に入ったのは、その肌。 そこに自分の絵を、線を描いて自分のものとするのが彼の妄想。 それは妄想にすぎず、実際には話したこともなかったのだが。 二人が声を交わす日が訪れた。 ちょっと変な妄想をした男子に、相手の女子も 同じようにちょっと変な気持ちになっていて、 という恋愛もの。まぁ、男の手とか指に惚れる女の子は 結構いるようなのでそう特殊じゃない気はしますが。 やや物足りないのは、男女双方から描いた2話が終わると次は別の 人物の話に移ってしまったところ。ただ登場人物は連関していて 連作短編シリーズとしては面白い。 ■続刊購入する?→ 【買う方向】 評価:B 評価は、A:傑作、B:佳作、C:無印、D:薦めない 【データ
『第七女子会彷徨』と『見かけの二重星』を同時発売したつばな先生。 第七女子会彷徨 4 限定版(リュウコミックス) 作者: つばな出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2011/09/13メディア: コミック クリック: 97回この商品を含むブログ (18件) を見る見かけの二重星 (KCデラックス Kiss) 作者: つばな出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/09/13メディア: コミック購入: 3人 クリック: 82回この商品を含むブログ (37件) を見るで、今日は『七女』の話。 もともと金やんと高木さん、二人の女子高生を中心に、不思議道具や不思議事件、不思議組織、不思議システムなんかを、さして不思議に思わず日常の中で消化していくというSF(少し不思議)作品。不穏な空気は1巻の時点からあったと言えばあったのですが、巻を重ねるごとにそれは顕在化してきて、4巻ではいっそ狂気とさえ
最近、Galaxy Tabを手に入れていろいろ試していて7インチの魅力というのを知った。それまで、4インチサイズのiPhoneやXperia arcと、10インチのiPadあたりを使っていたので、この3サイズについてまとめてみる。 なお、サイズなんてものは個人の主観でいくらでも解釈が変わるので、あくまでも独断と偏見の元で書いていることを予め書いておく。 ■4インチサイズスマートフォン (iPhoneやXperia) 「手のひらサイズ、ポケットに入るのが魅力。」 決して画面は大きくないため、例えば、街のど真ん中で、食べログサイトを調べるなんてのはあまり便利ではない。目の前にPCがあったら、そちらを使いたいサイズ ただ、個人的にはiPhone4はメールを読み込むデバイスとして使っている。無くしてもリモートで削除ができるなどと言ったリスク管理性を買っている。 なお、iPhone4を持っていると、
かつての大戦争が終わって数百年。行商を営む京子はある時、大荷物を背負いスケッチブックを持って旅する少女・麻宮あおいと出会う。ふとした拍子に見せてもらったそのスケッチブックには、各地の正確な地図や、戦前の既に失われた技術が描かれていた。それを手に入れ一獲千金を夢見た京子は、あおいの旅についていくことを決意するが、それは世界の歴史と秘密に踏み込む始まりだった…… 麻宮さんの妹 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) 作者: あさの出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2011/09/12メディア: コミック購入: 12人 クリック: 307回この商品を含むブログ (16件) を見るということで、あさの先生の初単行本『麻宮さんの妹』のレビューです。 表紙に見られる混沌としながらも明るい雰囲気と、帯に書いてあった「穏やかなる終末の世界」という言葉に惹かれて購入しました。どうもこう
「ザ・インタビューズ」というWebサービスが話題になっている。キャバクラでも流行っており、お酌婦ちゃんが「ザ・インタビューズって知ってる? 私もやってるから質問してね★」っと言うとか言わないとか。 このサービスは、匿名で相手に質問できるシステムとなっており、相手に気軽に尋ねることができるため、人気が出ているようだ。 話題沸騰の「ザ・インタビューズ」http://theinterviews.jp/ 確かに面白いシステムなんだけど、ネット上ではいろいろな問題点は指摘も出てきている。 ・ザ・インタビューズとかいうのちょっと気持ち悪過ぎないか…^^;(はてな匿名ダイアリー ) ・ザ・インタビューズの残念なところまとめ(NAVERまとめ) ・ザ・インタビューズが凄かったのは、セキュリティーなんて全く感じられない作りなのに、ユーザーに支持されたという点にある。(蟲!虫!蟲!) オイドンもアルファ ベー
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