4日午前の閣議後会見での発言について釈明する今村雅弘復興相。自主避難を続ける人たちに対する「本人の責任」発言は撤回しなかった=同日夕、東京・霞が関の復興庁 (c)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る 「出て行きなさい」 「うるさい」 今村雅弘復興相が4月4日の会見で、福島第一原発事故で今も帰れない自主避難者への対応について、フリーランスの記者から質問され、冒頭の暴言を吐いた問題が拡大。野党各党は5日、「強く抗議する」などと批判の声を上げた。 中でも今村復興相が言い放った、「(帰れないのは)本人の責任。(不服なら)裁判でもなんでもやればいい」という言葉は、被災者らの怒りに火をつけたようだ。 自主避難者とは、国の避難指示を受けなかった区域から被曝による健康被害を心配して県外などに生活の場を移した人たち。いまだ3万人近くいるが、国と福島県に3月末で住宅の無償提供を打ち切られた。 福島市から山形