<注目事例1> 100年に1度と言われる大変革機に突入した自動車業界──。各社が「つながる車(コネクテッドカー)」の研究開発にしのぎを削る。 そんな中、自動車メーカーを相手に無線通信特許の有償使用契約をもちかける強大な組織が出現した。米国に実質的な活動拠点を置く「アバンシ(AVANCI)」がそれだ。 特集「稼げる特許・商標・意匠」 名だたる企業が参画(アバンシのホームページ) ドコモ、パナも参画 通信事業世界大手のエリクソン(スウェーデン)の元CIPO(知的財産最高責任者)のカシム・アルファラヒ氏が創設し、最高経営責任者(CEO)を務める企業連合体である。NTTドコモやパナソニック、ソニー、シャープなど日本勢に加えて、米半導体大手クアルコム、エリクソン、通信世界大手のノキア(フィンランド)など名だたる有力企業が参画する。 つながる車の主要な機能は、自動車を基地局と結んでデータを送信し、その
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