CO2排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」に向け、世界中の企業が取引先も含めたCO2排出量の算定を加速させている。 近い将来、ほぼすべての企業が自社の排出量を「見える化」せざるを得ない状況となっており、それを見越してCO2排出量算定(炭素会計)スタートアップが世界中で誕生。市場規模は2027年に世界で124億ドル(約1兆7400億円)に成長するとも予測される一方、サービスの過当競争が進み、早くも淘汰(とうた)の時代に突入しようとしている。 世界の「CO2見える化」ビジネスで、いま何が起こっているのか。 「APAC クリーンテック 25社」に選出され、世界の気候テック動向に詳しいアークエルテクノロジーズCEOの宮脇良二氏に、海外のトレンドについて聞いた。
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