10月27日から一般公開が始まった「東京モーターショー2007」で矢崎総業は,光ファイバを利用する車内LAN方式である「MOST」と「IDB-1394」のケーブルや光コネクタなどを比較展示している。いずれもオーディオ信号や映像信号をやりとりする「情報系車内LAN」に分類される方式。光ファイバを用いることで,25Mビット/秒から400Mビット/秒の高速伝送を実現する。 光ファイバの利用は,ケーブルの重量軽減と配線の自由度を高めることにもつながる。オーディオ信号や映像信号をやりとりするためのメタリック線は,電磁雑音の影響を防ぐためシールド付きのものを使う。1m当たりの重さは20~25g。これに対して光ファイバの1m当たりの重さは5gですむ。また信号の伝送に光を使うため,電磁雑音の影響を受けない。このため電源系の配線と一緒にできるなど,配線の制約が少ない。 展示された2方式のうち,MOSTは欧州