国立天文台(NAOJ)は2月10日、日米欧を中心とした国際共同で運用する大型電波望遠鏡群のアルマ望遠鏡による成果や天文学全体の進展を背景として、2020~2030年代に挑むべき次の科学目標とそのために必要な同望遠鏡の機能強化計画「アルマ2」の科学目標とそれを実現するための強化目標を発表した。 アルマ望遠鏡の望遠鏡群の空撮画像。画面中央下側のやや右寄りの位置に集中している小型アンテナ群が、日本が開発したモリタアレイ(アタカマ・コンパクト・アレイ) (C)ALMA (ESO/NAOJ/NRAO), A. Marinkovic/X-Cam(出所:アルマ望遠鏡(NAOJ)Webサイト) アルマ望遠鏡は国際共同運用を行っており、機能強化計画には世界の研究者コミュニティが合意済みだ。機能強化計画の策定にあたっては、科学者コミュニティの代表らからなる国際ワーキンググループやアルマ科学諮問委員会、多くの研