県内外の小中学生が将棋の腕を磨く「第10回全国こども将棋錬成塾」(日本将棋連盟浜松支部、静岡新聞社・静岡放送主催)が29日、袋井市久能の可睡斎で始まった。31日まで。 静岡県内をはじめ、茨城、東京、愛知などの各地から計46人が集まった。10回目の開催を記念し、中国・上海で将棋を学んでいる小中学生5人も加わった。参加者は能力に応じて五つのクラスに分かれ、将棋の上達を図る。講師は郷田真隆王将、青野照市九段、神谷広志八段ら。 会場に泊まり込む3日間は、廊下の雑巾がけや庭掃除などの作務や座禅にも取り組む。初日の開会式で渥美雅之塾長は「普段の生活と異なることが多く、戸惑うこともあるかもしれないが、合宿を楽しんで将棋の力を十分つけてほしい」と寺で“修行”に臨む子どもたちを激励した。 このほかの記事 小中生が将棋合宿 郷田王将らが指導 袋井・可睡斎 (2015/7/30 07:40) 熱海秘宝館「大
□東日本大会 ■吉川さん「冷静に局面を判断できた」 開成中が決勝大会へ-。千代田区の大手町サンケイプラザで27日開かれた「文部科学大臣杯第11回小・中学校将棋団体戦」(産経新聞社、日本将棋連盟主催)の東日本大会で、都代表の開成中がブロック予選リーグと決勝トーナメントを勝ち抜き、8月5日の決勝大会への切符を手にした。小学校は豊島区立目白小など5校がブロック予選リーグに出場したが、いずれも決勝大会進出はならなかった。 開成中は、ブロック予選リーグを3戦全勝で勝ち上がり、決勝トーナメントでは同じ都代表の強豪、筑波大付属駒場中に2-1で競り勝った。吉川毅さん(3年)は「局面を冷静に判断できたのが勝因だった」と話し、決勝大会では第6回大会以来5年ぶりの優勝を目指し闘志をみせた。 筑波大付属駒場中の大塚翔生(しょうう)さん(3年)は、「開成中の吉川君とは小学校の同級生でライバル。チームは負けて悔しかっ
「文部科学大臣杯第11回小・中学校将棋団体戦」(産経新聞社、日本将棋連盟主催、特別協賛・カゴメ)の東日本大会が27日、東京・大手町のサンケイプラザで行われ、地方大会を勝ち抜いた20都道県の小中各32チーム(計192人)が盤上で熱戦を繰り広げた。 この結果、小学校の部は横浜市立東戸塚小(神奈川)と松戸市立相模台小(千葉)、中学校の部は開成中(東京)と聖光学院中(神奈川)が決勝大会進出を決めた。 この後、25日に決まった西日本大会代表校との組み合わせ抽選が行われた。決勝大会は8月5日、東京・大手町のサンケイプラザで行われる。 なお、東日本大会の3位は小学校の部が小山市立羽川小(栃木)と塩尻市立広丘小(長野)、中学校の部は筑波大付属駒場中(東京)と聖望学園中(埼玉)だった。
第73期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)を制し、防衛を果たした羽生善治(はぶよしはる)名人(44)の就位式が24日、東京都文京区のホテル椿山荘東京で開かれた。日本将棋連盟の谷川浩司会長から羽生名人に推戴(すいたい)状が手渡され、ファンら約500人が祝福した。 故・大山康晴十五世名人の18期、中原誠十六世名人の15期に続き、歴代単独3位となる通算9期目の名人獲得。羽生名人はあいさつで、「名人戦の舞台で将棋を指せるのは棋士にとって名誉であり、喜び。自分が参加している間は少しでもその意義を高めていけたらと思います」と語った。 4月に開幕した名人戦は初挑戦の行方尚史(なめかたひさし)八段(41)との対戦。羽生名人は行方八段の勢いに押され気味だったが、最後は巧みな勝負術で勝ちを引き寄せ、4勝1敗で防衛を決めた。(深松真司)
「文部科学大臣杯第11回小・中学校将棋団体戦」(主催・産経新聞社、日本将棋連盟、特別協賛・カゴメ)の西日本大会が25日、兵庫県尼崎市の市中小企業センターで開かれ、地方大会を勝ち抜いた27府県の小・中学校の各32チーム計64チーム(計190人)の中から小学校の部・中学校の部の各2チームが代表に決まった。東日本大会は27日に行われる。 西日本代表に決まったのは、小学校の部が兵庫県・加古川市立野口南小と沖縄県・宜野湾市立長田小、中学校の部が京都府・洛南高付属中と兵庫県・灘中Aチーム。4チームは8月5日に東京都千代田区の大手町サンケイプラザで開かれる決勝大会で東日本代表チームと対戦、文部科学大臣杯を目指す。
将棋の第56期王位戦七番勝負の第2局が21、22の両日、神戸市の「中の坊瑞苑」で行われ、117手で先手の羽生善治王位(44)=棋聖・名人・王座=が挑戦者の広瀬章人八段(28)に勝ち、2連勝とした。通算勝利数は歴代2位の加藤一二三・九段(75)に並ぶ1320勝(508敗2持将棋)となった。歴代1位は故大山康晴十五世名人の1433勝。 羽生四冠は昭和60年に史上3人目の中学生棋士としてプロデビュー。平成8年には史上初の7冠を達成した。通算タイトル数は歴代最多の92期を獲得している。今年2月、1309勝目を挙げ、中原誠十六世名人を抜いて単独3位となっていた。 羽生善治四冠の話 「今日の将棋は、変化があってはっきりしないと思いながら指していた。(通算勝利数で2位に並び)これを励みにして、また次を目指していきたい」
7月15日に全対局が終わった2015年度第86期将棋棋聖戦は、羽生棋聖が豊島七段を3勝1敗で降し、8連覇となる防衛を果たした。 今期棋聖戦ではスイーツスポンサーとして銀座に本店を置く株式会社ブールミッシュが、対局時のおやつの提供、および『棋聖戦特別パッケージ』の焼き菓子の詰め合わせの販売を通して、棋戦を大いに盛り上げた。 棋聖戦の終了にあわせて、スイーツスポンサーとしての取り組みや裏話などについて、ブールミッシュの担当下野さんにいろいろとお話をうかがった。 ――将棋棋聖戦には前期(第85期・2014年)から正式にスイーツスポンサーになられましたが、スポンサーとなった経緯をお聞かせください。 下野 私が長年の将棋ファンでした。私が小さい頃二人でいつも将棋をしていた幼馴染は、将棋AIの草分けのアルゴリズムを作った、マイナビ「東大将棋」の岸本章宏(現IBM Research)です。二人ともこんな
瀬川晶司五段に続いてプロ編入試験を突破した今泉健司新四段。そのお祝いの会に将棋ライターの後藤元気さんが参加してきました。 * * * 会では「今泉さん対参加者」というアトラクションがありました。指名された人が10手ごとに交代するのですが、結果は参加者の勝ち。負けた今泉さんは「勝負どころで木村一基八段に出てこられたのが厳しかった」と笑顔でした。 瀬川さんは奨励会を退会したあとにサラリーマン経験を経て、再び勝負の世界に戻ってきました。今泉さんも奨励会を退会してから接客業に携わり、その後に介護のお仕事をされていました。 棋士の仕事の第一義は真剣に将棋に取り組み、よい棋譜を残すことです。棋譜は符号で示されるので似たような見た目になることが多いですが、誰が指したか、その棋士の個性によって符号に与えられる情報量が変わってきます。 たとえば相掛かりが得意な棋士が初手▲2六歩と突くのと、振り飛車の大家であ
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