オリジナル作品の連載、5回目。 本日のタイトルは 「薬箱の中に」 です。 何かつらいことがあった時・・・ 「心の救急箱」にある君の笑顔という名の薬をつけると、傷や痛みが癒えていく。 君が寂しくてたまらない時・・・ 「心の救急箱」にある僕の吐息で、君を優しく守ってあげる。 それでも治らない時は・・・ 君をぎゅっと抱きしめてあげる。 「薬箱」を小道具に使った、優しさを前面に押し出したムードのラブソングです。 イントロ・間奏と本メロディーとでキーがいつの間にか変わっているのが、楽曲上の特徴です。 <歌詞> 心についた傷が 寂しさでしみる時は たまらずそっと開ける 僕だけの薬箱を 両手に君の笑顔 すくって傷に浸す 不思議 不思議 薄れて行く痛み 誰にも憂い見せず ひとりきり嘆く夜は 必ずそっと開けて 君だけの薬箱を 両手に僕の吐息 すくって頬に当てて いつも いつも 思っている君を それでも涙こぼ