意識の高い学生とか、あるいは就職して間もない人とかに多いと思うのだが、やたらと「自己成長」なるあやしげなワードを使う人がいる。 実際、これはかなり便利な言葉のようで、企業の採用活動や、就職サイトのキャッチコピーとして、よく使われているのを目にする。こんなの真に受ける学生はいないだろうと思うのだが、おそろしいことにこういった会社のプロパガンダを真に受けて就職活動に励んでいる学生も少なくないという。ちょっと落ち着いて考えて欲しい。 そもそも、自己成長という言葉は恐ろしく曖昧だ。「成長したい!」というのは「幸せになりたい!」と言っているのとほとんど変わらず、もっと具体的な内容に落とし込まなければ実効性は無い。 この言葉は、実際のところ、理不尽な仕事や、評価方法、給与のあり方、労働環境などを、「自己成長のため」という一言で片付けるための免罪符的な役割しかない。有害ですらある。 大体、もう身長も伸び
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