昨日の京都新聞に、京都市歴史資料館で開催中の特別展「岩倉具視と米欧回覧」に関する記事(日山正紀記者)が出ていた。昨年が150周年だった岩倉使節団に焦点を当てた展覧会である。13日まで開催中(月曜・祝日休館)。私も一時期岩倉使節団に興味があったので、この展覧会は2回見に行った。久米邦武編『特命全権大使米欧回覧実記』(博聞社、明治11年10月)が展示されている。この実記は、確か倉田卓次が必読書としていたので岩波文庫版で揃えたことがある。もっとも、積ん読のまま書砦・梁山泊京都店に売ってしまった(^_^;) 回覧実記の編者である久米の旧邸の跡地に建てられた久米美術館は、目黒駅前にある。好きな美術館の一つで、展覧会があれば東京ミュージアム弾丸ツアーに組み込んで行ったので、何十回と行っているはずである。最後に行ったのは、写真で挙げた平成30年の特別展「久米邦武と旧久米邸:『百科の人』の仕事とくらし」か