タグ

2015年10月15日のブックマーク (2件)

  • 山本貴光「記憶のデザインのために ― 来たるべき知識環境の構想」 | ÉKRITS / エクリ

    どうやら生まれてから死ぬまで、私たちの記憶は変化し続けているようだ。実際には、神経細胞の変化によって記憶が形成されているという次第も徐々に解明されつつある※1。 他方で、そうした私たちの記憶に影響を与える環境も大きく変化している。目下、人類はかつてない規模と速度で、各種のデータを生成・蓄積し、通信・交換している。こうした激流、あるいは大渦のようなと形容したくなるような環境下で、自分の記憶のあり方について、その世話をするにはどうしたらよいか。そんな関心から、ここのところ記憶のための新たな知識環境について考えている。以下では、そのスケッチをお示ししたい。 エドガー・アラン・ポーの小説「メエルシュトレエムに呑まれて(A Descent into the Maelström)」に掲載されたハリー・クラークによる挿絵 記憶の条件 記憶については、いくつかの分類が提案されてきた。例えば、記憶が維持され

    山本貴光「記憶のデザインのために ― 来たるべき知識環境の構想」 | ÉKRITS / エクリ
  • 認識の三角形とパースの記号論 - ebikusu's diary

    以前に、「シネクドキ(提喩)の位置づけ」で、瀬戸賢一の“認識の三角形”を示した。また、「認識の三角形に立ち戻って」では、同氏の「認識のレトリック」を読んだ感想として、メトニミーとシネクドキに対応するかたちで、メタファーaやメタファーbなどが分けられるのではないかと触れた。さらに、「アイコン・インデックス・シンボルとレトリックとの対応」では、京都産業大学の卒業論文から、「アイコン−メタファー」、「インデックス−メトニミー」、「シンボル−シネクドキ」の対応を紹介した。 ところで、瀬戸賢一の「認識のレトリック」を読み返していると、認識の三角形とパースの記号の三分法の対応ということで、3つの三角形が示されていた(p205)。その意味するところをまとめたのが、以下の図である。上に紹介した京都産業大学の卒論と同じ対応関係となっている。 このような対応を考えることは、その背景となっている関係性からして、

    認識の三角形とパースの記号論 - ebikusu's diary