タグ

ブックマーク / rodori.hatenablog.com (2)

  • 悪の凡庸さについて/映画『ハンナ・アーレント』を観る - 学者たちを駁して

    『ハンナ・アーレント』という映画を神保町の岩波ホールで観た。平日の昼間なのでどうせそんなに客は入っていないだろうとタカをくくっていたら、思いのほか劇場は中高年のカップルで満席。上映前にチケットが売り切れてしまうほどの反響だった。 イェルサレムのアイヒマン 映画は、ユダヤ系哲学者のハンナ・アーレントが著した『イェルサレムのアイヒマン』というレポートを巡る騒動の一部始終を描いている。物語は、1960年、中南米に逃れていた元ナチス党員アドルフ・アイヒマンをイスラエル当局が捕縛するシーンから始まる。彼は、ナチス政権下のドイツにおいてホロコーストの指導的役割を果たした人物として指名手配中だったのだ。アイヒマンは、イスラエルの首都エルサレムに移送され収監される。アーレントは、アイヒマンの裁判を傍聴するため、エルサレムに向かう。 アイヒマンはエルサレムにおいて現地のユダヤ人たちから「野獣」と呼ばれていた

    悪の凡庸さについて/映画『ハンナ・アーレント』を観る - 学者たちを駁して
  • 女の子同士の不可能な出産ーー東浩紀の『魔法少女まどか☆マギカ』disを巡って - 学者たちを駁して

    『魔法少女まどか☆マギカ』における「ループ」の理論的意味 東浩紀は『魔法少女まどか☆マギカ』のダメな点について、次のようにTweetしている。 キャラクター/プレイヤーの存在論的循環で、そこを抜け出るにはぼくの哲学では郵便的/生殖的/現実界的経験をもってしありえないので、要は性差がなければセカイ系的なループは脱出できず、したがってまどまぎは女の子しかいないのでだめなんじゃないかとか、そんな話をいつかできたらいいですな。— 東浩紀 (@hazuma) 2013, 10月 31 東浩紀の『まどマギ』disは今に始まった事ではない。彼は『まどマギ』に対して、当初から一貫して否定的な態度を維持してきた。しかし、彼が同作を叩くのは、よく言われるように、彼が原案を担当した『フラクタル』が商業的に失敗に終わったのと対照的に、同時期に放送された『まどマギ』が大成功を収めて、単なる「アキバ系狙い撃ち」にとど

    女の子同士の不可能な出産ーー東浩紀の『魔法少女まどか☆マギカ』disを巡って - 学者たちを駁して
  • 1