子を持つ親として、これから自分の子供にどのような教育を受けさせるのか、子供の教育を取り巻く環境はどうなっていくのか、と教育に関心を持つ人も多いのではないのでしょうか。 二児の父親であり、長男の小学校でPTAの役員もやっている筆者も、常に気にしているテーマです。先日、「SPEEDA×アカデミーヒルズ 「注目業界の5年後を読む」シリーズ 5年後、日本の教育はどう変わるべきか?」が開催されると知り、是が非でも話を聞きたい!と思い、足を運んできました。今日はその内容の一部をレポートします。 教育経済学者の中室牧子さん(慶応義塾大学総合政策学部准教授)と、教育の最前線で活動されている松田悠介さん(Teach For Japan 創設者・代表理事)、そして保育業界でイノベーションを起こし続ける駒崎弘樹さん(認定NPO法人フローレンス代表)という教育・保育業界の若手エース3名のゲストが語る、「5年後の教
①の場合、もっとも根拠がわかりやすいのは、現職の年収や昇級率をもとにして決めた希望年収でしょう。ただ、業界や企業によっては年収の相場が異なることもあるので、あらかじめ相場を調べておくことをおすすめします。特に現年収よりも高い年収を希望するならその妥当性を伝える必要があります。転職エージェントに市場価値や志望先の相場を確認するほか、他企業からオファーがある場合はその提示額を希望年収の根拠にしても構いません。 ②は、生活費、結婚(扶養)・教育費・住宅ローンなど、人生設計から希望年収を逆算することです。 いずれにせよ、希望年収の根拠について企業が妥当性を感じられなければ年収交渉は成功しません。特に②のような個人的な事情そのものは、企業側からすれば希望年収の根拠として弱いため、 これまでの実績やスキルなどを洗い出しておきましょう。 また合わせて、志望先の優先度も含めて企業ごとに「最低ラインの年収」
「今、おでん缶の『こてんぐ』は5代目なんです。私は3代目から担当していますが、中の具材はかなり変わっていますよ。味付けも同様です。例えば、4代目にがんもどきを入れたのですが、5代目では外しました。売れなかったんです(笑)」 アキバで人気のおでん缶を開発しているのは、天狗缶詰株式会社の市古政幸氏と、彼の部下の女性のたった2人。というより、同社の新製品開発はこの2人が担っている。 おでん缶には通常の「こてんぐ」に加えて、賞味期限3年保証の「災害・備蓄用」、5年保証の「長期保存」がある。基本的な中身は同じで、「さつまあげ」1個、「三角こんにゃく」の串刺し1本、「結びこんにゃく(しらたき)1個、「ちくわ」1個、「うずら卵」2個、「大根」1個に加えて、「牛すじ大根入り」は「牛すじ」が2個、「つみれ大根入り」なら「つみれ」が2個加わる。 「おでん缶はホットベンダー(加温できる自動販売機)で売られる場合
日本には世界シェアの高い中小企業が実に多い。特殊用途の製品などニッチな分野に特化しているため、一般的な知名度は低いものの、知る人ぞ知るグローバル企業である。時事通信社で経済記者として長年活躍し、「世界を制した中小企業(講談社現代新書)」の著書も持つ帝京大学経済学部の黒崎誠教授は、こうした企業を4タイプに分ける。 ひとつは「超先端型」だ。国や民間の研究機関の研究者が設立したり、大学と技術提携した産学連携型で、いわゆるオンリーワン企業が多いという。 「例えば、高精度特殊ミラーで医療革命を起こした岡本硝子。昔は歯科医が頭に小さなミラーをつけていましたが、最近はあまり見かけませんよね。これは同社が『影を作らない反射鏡』を、東京工業大学との提携で開発したからです。熱を抑えられるので患部に影響がないと、外科手術でも使われています。光学用単結晶材料メーカーのオキサイドや、世界で初めて有機ELディスプレイ
ロボットコンテスト世界大会のレスキューロボット部門で2度も世界大会を制したロボット技術者、小栁栄次氏。高校教員をしながら34歳で大学院に進み、47歳で博士課程に、そして51歳で博士号を取得、大学教授に転身した異色のロボット研究者だ。 昨年夏に放映されたNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』をご記憶の方も多いかもしれない。ロボットコンテスト世界大会、レスキュー部門を2年連続で制したロボットは世界を驚かせた。キャタピラの付いた前後4本の腕が、さまざまな地形を走破していく。後ろの腕を使って立ち上がり、40センチもの段差も乗り越える。車高を上げ、深さ25センチの水たまりも進む。腕に付いた爪で、傾斜45度の坂も登っていく。 ロボットには遠隔操作のカメラやセンサーが搭載され、離れた場所にサーモグラフィの映像を映し出すことができるシステム。レーザー・センサーは、周辺の状況を把握し、データをコンピュータ
大平貴之×高橋智隆 「失敗上等!」で動きだせ 今、日本の開発現場では「突出した個性」を求める声が高まっている。エンジニア側も「チームワークは大切だが、もっと自由に動きたい」と考える人が少なくない。そこでまさに「個」として独自のモノづくりを続けてきた2人に対談をお願いした。 高橋智隆氏は独力で「エボルタ」(EVOLTA)や「ロピッド」(ROPID)などのロボット開発を続けており、大平貴之氏もプラネタリウム「MEGASTAR」(メガスター)を独力で開発した。 そんな2人が初対談! 「たったひとりのモノづくり」を語る。 高橋 ひとりのよさは好き勝手ができることだと思います。だから「尖ったこと」がやりやすい。民主的に「皆でワイワイ」だと結局は常識的なことになってしまいます。 ただ、ひとりで閉じる気はありません。インスピレーションは常に受けたいと思っているので、クリエイティブな人に会うのは大好きです
大きな声でしゃべりまくって、うるさい奴だなあ。ずっと同じことを話し続けて、これじゃ会議が終わらないよ。こんなときは発話を阻害する「Speech Jammer」を用意。トリガーを引けばなぜか相手は話を止める。 2009年、産業技術総合研究所の栗原一貴氏は日本科学未来館に出かけた。理由は「好き」だからだ。そこで目にしたのが聴覚遅延フィードバック(DAF)の機器。マイクから収集した話者の声を、少し遅延させてスピーカーから聞かせる仕組みで、吃音者の吃音矯正に効果があるという。驚いたのは、デモを試すと自分の声が止まってしまったこと。 「口調がなぜか『もごもご』となり、しゃべれなくなってしまいました」 後で調べると、人は話すときに言葉を耳で確認しつつ発話を補正しているので、遅れて聞こえると違和感を覚えて発話がしにくくなるとわかった。そしてその後、お茶の水女子大学の塚田浩二氏にある学会で出会った。塚田氏
エンジニアの中には、就職してから今まで一貫してエンジニアである方もいれば、就職時は全く異なる職種だった方がキャリアチェンジしてエンジニアになった方もいる。今回、そうしたキャリアチェンジエンジニアがどのような経緯を経て現在、活躍しているのか?実態調査を実施してみた。 現在エンジニアとして活躍している方の多くは、就職した時からプログラマやSE、また機械・電気・半導体の設計や生産技術職などエンジニアの道を選んでいる。 しかしその一方、エンジニア以外の職業に就いた後、さまざまな事情でエンジニアに“キャリアチェンジ”をしたことで現在、活躍している方もいる。 今回、そうしたキャリアチェンジを経験したエンジニア50人に対してアンケート調査を実施。 ・エンジニアになる前にどんな職業に就いていたのか? ・どのような理由・経緯でエンジニアキャリアチェンジしたのか? ・キャリアチェンジを成功させた方法とは? ・
2011年にミクシィと早稲田大学大学院商学研究科は、「mixi」上のユーザー一人当たりのつながりとコミュニケーションの関係性について研究を行った。大学と企業が直結したSNS研究の背景と取り組みについて取材した。 日本の産学共同研究──これまで製造業企業と理工系学部との産学共同研究の中から、新製品開発のヒントが生まれることはよくあった。最近はサービス系企業が市場分析やマーケティング手法の開発などで、経営学などの社会科学系学部と連携する例も見られる。 IT企業と大学との産学共同研究も進んではいるが、これまではコンピュータやネットワーク技術といった技術面での提携が主だった。ところが、今回のミクシィと早稲田大学大学院商学研究科(ビジネススクール)との取り組みでは、データ解析を通して、SNS(ソーシャル・ネットワーキングサービス)上のつながりとコミュニケーション投稿数について研究するというものだ。
官民一体で原子力発電の受注窓口となる新会社、「国際原子力開発」が10月22日に設立された。10月31日は、首相会議でベトナムの原発2基を受注。「オールジャパン体制」での原子力発電輸出が本格スタートした。日本の技術は世界で戦えるのか、エンジニアへの影響はどうなるのか。 日本には原子力プラントのトップメーカーが揃い、サプライヤーの技術力も高い。ただし、原子力発電の「パッケージ輸出」は前例がない。そんな日本の現状を株式会社三菱総合研究所に分析してもらった。原子力行政や原子力のリスクに精通し、政府の原子力関連機関の委員でもある野口和彦氏、原子力輸出における政府や企業の動向に詳しい佐藤理氏、原子力輸出の外交的特殊性に関してはダニエル・ウォルター氏が、それぞれの視点で語る。 佐藤 原子力発電には大きく分けて2つの輸出先があると思います。ひとつは既に原子力発電を稼働させている欧米などの先進国、もうひとつ
Facebookの実名制を利用して、ランチタイムの社外交流を促進するランチマッチングサービス「ソーシャルランチ」。2011年10月にサービスをスタートし、会員数はすでに2万5000人。ランチ成立は延べ1000組を突破している。ソーシャルランチを運営するシンクランチを立ち上げたのは、Google出身の20代2人。同社エンジニアだった福山誠さんがサービスを開発し、営業出身の上村さんが開発以外のすべてを担当している。 : 同期の福山から「ソーシャルランチ」のアイディアを聞いたのは、去年の3月ごろ。「こんなサービスを作るんだ」と説明されても、初めはピンときませんでした。でも、5月にテスト版が立ち上がり、その翌日に16人のランチが成立したことを知ったとき、「これはすごいサービスになるかもしれない」と思ったんです。そのころから、Googleで働きながら、TwitterやFacebookのアカウント運用
今年10月、ニコンがまったく新しいレンズ交換式一眼デジタルカメラシステム「Nikon 1(ニコン・ワン)」を発表した。同社は一眼レフカメラの銘機を多数輩出してきた名門だが、新システムのカメラは一眼"レフ"ではない。 一眼レフはレンズに入射した像をミラーを使って光学ファインダーに投影し、撮影者はそれを見てアングルなどを決めるが、新システムはミラーを廃止し、撮像素子の映像をリアルタイムに背面液晶ないし電子ファインダーに電気的に表示させる。撮像素子のサイズは1インチサイズと、同社の本格一眼レフデジカメに比べてはるかに小さい。ミラー廃止とあいまって、レンズもボディも少し大型のコンパクトデジカメと同程度の小ささで作ることができる。 カメラ市場では、いわゆるミラーレス一眼というジャンルに区分されるモデルだが、ニコンはミラーレスという言葉を使わず、「レンズ交換式アドバンストカメラ」と呼んでいる。 「Ni
若手エンジニアが成長する環境とはどのようなものか。エンジニアの成長にとって、開発現場の習慣や風土は大きく作用する。2009年新卒でミクシィに入社したエンジニア3人取材。それぞれの“成長の軌跡”を辿った。 「mixiの成長にエンジニアとして寄与したかった」 と、2009年のミクシィへの入社動機を振り返るのは福島芳一氏だ。福島氏は2007年に結婚。妻になったその女性とつながり、交流を深めた場所はmixiだった。人生の転機を支えたサービス。今では裏側から支える一人になった。現在はソーシャルグラフ開発チームの一員として、「つながり支援機能」や「つながり管理機能」などの開発に取り組んでいる。 「mixiボイス」や「mixiチェック」、「同僚ネットワーク」の開発にも携わった経験もある。 早石明浩氏も学生時代からのmixiユーザー。mixiを友人や先輩とのコミュニケーションを深めるツールとして活用してい
公には国民の祝日、個人的には誕生日や結婚記念日、「記念日」にもいろいろあるけれど、エンジニアならやっぱり、こんな「記念日」を祝ってみたい!――というわけで集めてみました、「技術の日」のあれこれ。みなさん、どれくらい知ってました? クリスマスやバレンタインデーもいいけれど、エンジニアなら、やはり技術に関連した日を気にかけたいもの。日ごろお世話になったりお世話したりの技術に改めて思いをはせて、ひっそりと?あるいは大々的に?……祝ってしまいましょう。 もちろん、ここにあげたのは数ある「記念日」のうちのごく一部。国際的なものから日本国内のもの、さらには一企業が提唱しているものまで、幅広く拾っていけば、1年365日のかなりの部分が「技術の日」で埋まるはず。 さて、まずはどんなエンジニアにも関係しそうな、技術全般や環境問題に関連した記念日を。 時は明治、1885年、日本の工業所有権制度の大本になる「専
いつの時代でも、年代によるものの考え方や行動などの違いは存在する。今回、いわゆる「ゆとり世代」と呼ばれる20代前半の若手と30代前半の中堅エンジニア、両者における仕事上のギャップについて探ってみたい。 今回、無作為に抽出した20代前半(20歳~24歳)の若手エンジニア150人と、30代前半(30歳~34歳)の中堅エンジニア150人、合わせて300人に対してアンケート調査を実施した。 まず、「お互いの仕事に対する考え方や取り組み方、また人間関係の付き合い方など仕事上におけるなんらかの違いやギャップを感じたことがあるか?」との問いに対して、55%(若手52%・中堅58%)が「ギャップはある」と回答している。 さらにそのギャップの詳細に関して質問してみたところ、右図のような結果に。 若手エンジニアでは、残業や休日出勤などの勤務時間に対する考え方のギャップが第1位であるのに対し、中堅エンジニアでは
6月10日(水)~12日(金)に開催された「Interop Tokyo 2009」。最終日の基調講演では2ちゃんねるのひろゆき(西村博之氏)と、iモードの開発者として知られる夏野剛氏の対談が行われた。その内容をエンジニアに向けて、Tech総研的に検証してみたい。 基調講演のテーマは「インターネットの未来像:ポストインターネット」。詳細は既に多くのネットメディアで紹介済み(例えばここ)なので、ここでは、その内容をTech総研的な視点で見てみたい。 最初のテーマになったのは、オバマ米大統領が選挙活動にTwitterを使った話。単なるネットではなくそのリアルタイム性に、ひろゆきは「今までと違う親近感」、夏野氏は「ライブ感」と語った。また、日本では多くの政治家がニコニコ動画の生放送を使い、そこから日本共産党の志位和夫委員長が「Cさん」としてブレイクし、共産党に入党する若者が増えたなどの話に。 ただ
普段何げなく目にしているものも、開発段階ではすべて手作業での製作。その工程は、想像する以上に奥深く難しい。今回の「渋すぎ技術」は、地味ながらも渋すぎる、ボール盤での穴開け工程に迫ります。
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