3カ月以上遅れの納品へ 地獄的アジャイル 顧客は運送会社であったために、長距離ドライバー向けの宿泊施設を持っていました。そこがその日からプロジェクトルームになりました。事実上、要件定義と、設計と、詳細設計、実装を同時にしているような状態でした。最大の効率で構築が行えたのは、本来プロジェクトチームが分担すべき各ロールを2人の人間に集約し、その人間が月間400時間を超える労働時間で対応したからでした。この対応方法に学ぶべきものは何もありませんが、効率が非常に良かったのは事実です。 通常プロジェクトの効率化の最大の障壁はコミュニケーションにあります。顧客の欲しいものをどう仕様策定者に伝えるか、仕様策定者はどう実装者に伝えるか、実装者は実装で起こった問題をどう仕様策定者や顧客にフィードバックするか。これらの間のロスは「打ち合わせ」や「文書の作成コスト」という形で表れます。つまり、仕様策定者がそのま
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