8日午後2時ごろ、神奈川県秦野市平沢のコベルコマテリアル銅管秦野工場のグラウンドで、ヘリコプターが着陸に失敗し、尾翼などが損傷した。けが人はいなかった。 秦野署や市消防本部によると、着陸に失敗したのは東海大学医学部付属病院のドクターヘリ。交通事故でけがをした男性(18)を乗せ、ヘリで病院まで運ぶ予定だった。患者の男性は搬送時、意識不明の重体で、救急車で病院まで運ばれたが、その後、死亡が確認された。 事故現場近くにいた秦野市の会社員、重田慶勝さん(48)は「ドンという音がして、サイレンが鳴ったので現場に来た。風が結構強かった」と話した。