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グーグルは、検索クエリだけでは検索意図(ユーザーが検索することによって何を得ようとしているのか)を確実に読み取れない場合、考えられる複数の検索意図に(適切に)対応した検索結果を表示する。このようなSERP(検索結果ページ)を注意深くチェックすれば、SEOに役立つ情報がたくさん見つかる。 今回のホワイトボード・フライデーは、グーグルが検索意図に対応していると判断した検索結果をチェックすることで、どのような情報が得られるのかを、ランドが実例を挙げて説明する。 Mozファンのみんな、こんにちは。ホワイトボード・フライデーにようこそ。 今回は、検索クエリを実行したユーザーの検索意図に応じてグーグルが表示する「検索結果」「検索サジェスト」「関連キーワード」から得られるインサイトについて話をしよう。 また、SERPに表示される情報からSEOやコンテンツの機会をどう得るかについて、どのように効率的かつ注
「カニバライゼーション(共食い)」と聞いて、どういうわけか一瞬でも伝説の映画『羊たちの沈黙』を思い浮かべたのは、君だけではないはずだ。 「共食い」という言葉はデジタルマーケティングにはあまりそぐわないように聞こえるが、この概念は以前から存在している。この言葉は、検索マーケティングの世界では次のようなことを指す。 SEOにおける「カニバライゼーション(共食い)」とは? → 複数のページが、同じ(あるいは非常に似通った)キーワードやキーワード群をめぐって競合している問題のこと SEOにおいてカニバリゼーションがもたらす「混乱」とグレーゾーンサイトでカニバリゼーションが発生していると、どんな問題が発生するのだろうか? 複数のページで同じキーワードや類似のキーワードをターゲットにしていると、検索エンジンから見て「混乱」が生じ、どのキーワードに対してどのページを表示すればいいかわからなくなってしまう
世の中のSEO情報のほとんどは「広告収入のためにPVを増やす」方法論近所のお客さんだけではやっていけない地方の企業にとって、インターネットでの売上や引き合いは死活問題だ。そういう企業にとっては、世の中に多く出回るSEO情報が役に立たない。ネットや書籍の記事は「広告収入で生きているサイトがPVを集める方法論ばかり」だと住氏は言う。たとえば以下のようなものだ。 ブロガーによるブロガー向けのSEO情報アフィリエイターによるアフィリエイター向けの情報CGMサイト(ブログサービスの運営者など)がPVと広告収入を伸ばすための情報もちろん、事業モデルは広告収入だという媒体社であれば、その方法論は正解だ。しかし、多くの企業は、商品やサービスの対価として受け取る売上が収入源であり、知りたい人に知識を教えてあげるのが仕事というわけではない。だから、「知りたい人」ではなく「買いたい人」を集める必要がある。 Go
「何のサイトかわかりづらい」。ユーザーにも不評だったリニューアル前――「ノマドジャーナル」に携わることになったきっかけは? 赤羽宏之氏(以下、赤羽):私は、もともと別のWebマーケティング会社の取締役だったんです。サーキュレーションの経営陣に「うちのメディア、リニューアルしたいんだ」との話を受けて担当することになったのが、「ノマドジャーナル」の前身となるメディアでした。 当時はデザインコンセプトがはっきりせず、登録ユーザーからも「何のサイトかわからない」との声があり、アクセスは低迷。ビジネスパーソンに向けて副業など新しい働き方を提案するメディアなのに、検索上位に来ていたのは「ストックオプション(自社株購入権)」の知識コンテンツでした。つまり、重要なチャネルとしていた検索において「働き方」に関するコンテンツは評価されていなかったのです。 月間投稿数は多く、オウンドメディアで1,000記事も掲
年に1回など繰り返し開催するイベントのURLは、どう設定するのがいいのだろうか。別のイベントなのだから毎回違うURLがいいのだろうか。それとも、同じURLを使いまわすほうがいいのだろうか。 結論としては、同じURLを使い回して、過去開催分は別のURLに変えていくのがベストプラクティスだと、グーグルのジョン・ミューラー氏がGoogle+で解説した。 たとえば、「Web担感謝祭」というイベントを毎年開催していたとしよう。その場合、イベント情報ページのURLは次のように扱うのだ。 今年開催するイベントの情報を掲載するページは、シンプルなURLで公開する(これが検索にヒットさせるメインのURL)。 例: https://example.com/webtan-kansyasai/ 過去に開催したイベントページは、年がわかるようなURLに移動しておく。 例: https://example.com/w
イー・エージェンシーの野口氏は「アナリティクス サミット2017」において、「Googleデータスタジオ×Optimizely Xで実現する『ダッシュボード×マーケティング実験』のススメ」と題し、高価値ユーザーを囲い込むための顧客分析と意思決定の実践法、ダイナミズム化するA/Bテスト手法について解説した。 ビジュアライズ機能が豊富なGoogleデータスタジオイー・エージェンシーでは、Googleデータスタジオで多くのダッシュボードレポートを作成しているのだという。 Google社が提供する「Googleデータスタジオ」は、多様なデータを取り込んでわかりやすいレポートにまとめてくれるデータビジュアライゼーションツールだ。Googleアナリティクスを含むGoogle社のマーケティング製品とシームレスに連携し、外部データも取り込んで、分析、ビジュアライズ、グラフ作成、共有といったワークフローをま
長くて内容豊富なコンテンツほど、検索エンジンで上位に表示されやすい傾向にある。これが事実だということはわかっているが、理由はなぜなのだろうか。さらに、この知見を活用する道は何かあるだろうか。 今日のホワイトボード・フライデーでは、グーグルがコンテンツの包括性をどのように重視しているのかについてランドが解明し、検索ユーザーのニーズに対応して競争相手に差をつける3段階の手法について説明する。 Mozファンのみんな、こんにちは。ホワイトボード・フライデーにようこそ。今回は、僕やMozのスタッフが気づいているある事実について取り上げよう。グーグルが現在非常に重視しているように思える事実だ。 ここではこれを、コンテンツの包括性と呼ぼう。包括性とは、ユーザーが検索する可能性のあるすべての質問に、コンテンツがどの程度まで答えを提供できるかということだ。 語句の長さやドキュメントの長さといった基準が順位の
Googleサーチコンソールの検索アナリティクスデータを分析し、流入キーワードやランディングページからSEOの改善施策を導き出すSEOモニタリングツール「Paddle SEO(パドルエスイーオー)」を、プリンシプルが3月22日に提供開始した。 「Paddle SEO」は、Googleサーチコンソールのデータを、「Google BigQuery」とBIツール「Tableau」で分析するSEOモニタリング分析ツール。 次のような機能を備えている。 「検索ボリュームが大きく、上位表示まであと少し」の伸びしろキーワードを見つける Googleサーチコンソールのデータを取得して保存することで、標準の90日データでは不可能な前年比などの分析を可能にする 複数のキーワードを「キーワードグルーピング」によりまとめて分析 複数のページを「ページグルーピング」によりまとめて分析 キーワードごとの順位とCTRの
この記事では、「上級SEOテクニック」として考える価値のある「SEOにおける5つの成長機会」を解説する。いったんSEO施策の反映が一段落し、検索トラフィックが伸びてしばらくすると、その伸びが鈍化してしまう。そうした「SEO停滞期」に行うべきことだ。 さまざまなオーガニック検索キャンペーンに取り組んできたコンサルタントや社内のSEO担当者なら、ほとんど誰もが経験していることがある。 どんなSEO活動も、始めてから最初の3~6か月はほぼ必ずといっていいほど、成果を出すための作業に時間が取られるものだ。間違いの修正や、既存の問題の改善、次善策への対応や調整、さらには、現在の状態と最新のベストプラクティスのギャップを埋めることなどなど(サイトが巨大だったり複雑だったりすると、期間はもっと長くなるにしても)。 SEOの良いところは、その期間が過ぎ、作業がいったん完了したら、その後何か月・何年にもわた
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