フィクションと史実と - 澤地久枝『密約 - 外務省機密漏洩事件』を読む・第4回「澤地久枝さんとナベツネに会った男の告白」 - kojitakenの日記 の続き。今回が最終回。 「西山事件」の二審裁判でも、弁護側の証人はそうそうたる顔ぶれだった。 密約―外務省機密漏洩事件 (岩波現代文庫) 作者:澤地 久枝岩波書店Amazon 上記澤地久枝さんの本において、1978年の増補版刊行時に書き加えられた第13章「新たな出発」の278〜280頁に、二審の弁護側証人たちの名前が出てくるが、1975年(昭和50年)11月27日には自民党衆院議員(当時)の河野洋平と読売新聞広告局長(同)の氏家斉一郎、1976年1月20日には社会党参院議員(同)の上田哲と元毎日新聞記者の松岡英夫。松岡は、『サンデー毎日』で「サンデー時評」を書き、のちに社共推薦の「革新統一候補」として東京都知事選にも立候補した。同2月10