印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 冬の寒い夜。仕事を終え会社を出て帰宅。会社近くの駅の改札を通ると、自宅のエアコンに電源が入る。エアコンは、外気が前日の夜よりも5℃以上低いことをセンサで感知。過去の外気温のデータと電力消費量のデータを分析して、できるだけ人間が快適と思う気温に室内を調整しつつ、ムダな電力を抑える。自宅に入れば部屋で寒さに震えることもない。部屋が暖まりすぎることも電力を使いすぎることもない。過去に蓄積されたデータから、エアコンが最適な状態にしてくれるからだ――。 モノのインターネット(Internet of Things:IoT)という技術が生活にもたらすメリットを分かりやすくすると、将来はこういったことが可能になるのかもしれない。 現在のIoTを巡る議論