1960年、アメリカ合衆国の核兵器研究者ボブ・マインハート(Bob Mainhardt)と銃器設計者アート・ビール(Art Biehl)が、先進的なロケット兵器の開発のためにMBアソシエイツ社(MB Associates, MBA)を創業した。当初計画されていたのは小型の手持ち式信号弾発射器だったが、軍への売り込みを想定し、ロケットランチャーへと設計の転換が行われた。こうして作られたのがジャイロジェットファミリーである。これらのロケットランチャーは非常に軽量かつ威力に優れ、反動も銃声もなく、誰でも使用することができるとされていた[1]。 1968年、新たな銃規制法(1968年銃規制法(英語版))において、.50口径を超える発射体は「破壊的装置」(destructive devices)と区分された。ジャイロジェットの口径は13mm、すなわち.511インチであったため、新たな規制に適応したや