国立競技場の件に端を発した諸々の問題、デザインに少なからず携わる人間として思うことは色々あるけれど、今回のことに限らずタイトルのような考えを自分はずっと持っている。 個人に対しての指摘や批評批判をなくせと言いたいわけではなく、でもそれだけにみんなが注力しちゃうと何にもハッピーにならないよねという。確かに効率的ではあるんだけれど、生産的ではないように思う。つまり、その人個人に対して何かしらの効果(プラスにしろマイナスにしろ)は一定量あるんだろうけど、その人に対してのみで終わってしまうような気がするんですよね。あなた、今後はしっかりしなさいよ、で終了。次また同じことが(例え担当者を変えたとしても)起こるとも限らない。 それに比べると、じゃあなんでそうなってしまったの?実はヒューマンエラーの裏にはシステムのエラーとか仕組みの不備があったんじゃないの?みたいな考えをもとに物事を見ていったほうが、そ