ビールの市場が縮小するなか、大手メーカーの間では生産量を少なくした分、味や香りに特徴を持たせたクラフトビールと呼ばれる商品の開発が相次いでいて、市場の活性化につながるか注目されます。 ここ最近は、大手メーカーによる開発が本格化していて、「キリンビール」は東京・渋谷区の代官山にクラフトビールの専門店を来月オープンします。店舗には醸造設備も併設し、麦芽を使った仕込みなど製造の過程を見てもらうことで、クラフトビールを身近に感じてもらうねらいです。キリンビールの子会社の和田徹社長は「ビールに興味のない若者や女性も含め、ビールのおもしろさを体験してもらい、ビール離れに歯止めをかけたい」と話していました。 また、▽「サッポロビール」がクラフトビールを開発する子会社を新たに設立し、ことし5月から商品を販売するほか、▽「アサヒビール」もことし、4種類の新商品を投入します。 ビールは、平成9年から18年連続