最近読んだアラン・クーパー氏の著書『About Face 3』ではソフトウェアを「使われ方」と「見た目」の2つの視点で分類していました。拙著『プロの力を身につける iPhone/iPadアプリケーション開発の教科書』の第3章では iOS アプリを実装面から分類しました。実装面からの分類は UI 設計時には役に立ちますがアプリの方向性やターゲットユーザを決めるような UX 設計時にはあまり役に立ちません。UX 設計のようにアプリをマクロの視点から考えて設計するときには『About Face 3』で紹介されている分類のように実装に依存しないユーザ目線から分析したものの方が使えます。というわけでこの記事では『About Face 3』のソフトエェアのパターンを iOS アプリにあてはめて最近のアプリの傾向を分析してみます。 About Face 3におけるソフトウェアのパターン 『About F