筆者がデザイン組織支援のご相談を受ける際、「デザインへの投資に対するリターン」についての質問を必ずいただきます。経営活動において、ROIが不明な施策に対する意思決定は難しいため、気にするのは当然かと思います。また、デザインといっても多様な方法論があり、“デザイン”の種類によって定義や対象が統一されていないことも、この議論を複雑化している要因のひとつです。 今回は「デザインが事業貢献できることを経営層へ説明するメモ」を方法論の領域別にまとめました。まとめた内容は下記です。 1.顧客獲得方法としてのデザイン 2.ブランド活動としてのデザイン 3.事業開発活動としてのデザイン 4.組織開発活動としてのデザイン 5.組織設計活動としてのデザイン おまけ:実験や研究としてのデザイン おわりに1.顧客獲得方法としてのデザインマーケティング 事業利益につながるデザインの効果証明として最も歴史があるのは“