電子カルテの選択肢として、「クラウド型」が存在感を高めている。従来の電子カルテと比べて導入費用は数分の一。インターネット接続環境さえあれば、Webブラウザーを使う感覚で、いつでもどこでもパソコンやタブレット端末でカルテを作成したり閲覧したりできる。診療所を中心に、ここ1~2年で採用が広がり始めている。 「使ってみてダメなら、他のものに切り替えればいい。そんな気軽さで導入できる価格の安さが決め手だった」。 「世の中の多くのサービスがクラウド化する中で、電子カルテにも当然、クラウド化の流れが来ると考えてきた」と語る、とうきょうスカイツリー駅前内科の金子俊之氏。 とうきょうスカイツリー駅前内科院長の金子俊之氏は、2016年1月の開業時に導入した電子カルテについてこう話す。このカルテは、デジカル(東京都港区)が提供する「DigiKar(デジカル)」。最大のウリは価格の安さだ。 診療報酬明細書(レセ