「逢沢りく」は、お洒落な父と完璧主義の母を持ち、友人から一目置かれる14歳の少女・りくを主人公とした物語。“悲しい”という感情を理解できない繊細な彼女の姿を、「きょうの猫村さん」で知られるほしよりこが描き出した長編だ。連載は別冊文藝春秋(文藝春秋)にて行われていた。 そのほか清新な才能や斬新な表現に贈られる新生賞には、「聲の形」で障害者といじめという重いテーマから力強い希望と再生の物語を紡ぎ出したとして大今良時が選出。短編賞には不条理ギャグから育児日記までを独自の笑いのセンスで執筆してきた吉田戦車、特別賞には「小さな恋のものがたり」を半世紀以上にわたり描き続け、完結させた業績を称えみつはしちかこが選ばれた。 第19回手塚治虫文化賞の贈呈式は、5月22日に東京の浜離宮朝日ホールにて開催される。
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