INTERVIEW 金子修さんが語る、奇才の画家・金子國義さんの素顔 記者:編集部 撮影:[写真]金子國義さんの遺作画文集『天守物語』 掲載:15年08月06日 読了時間:約6分 [インタビュー]2015年3月に急逝した画家・金子國義さんは、耽美的な作風によって高く評価され、不世出の芸術家とも謳われた。その金子さんが愛してやまなかった戯曲、泉鏡花作『天守物語』。物語をモチーフにして描かれた数点の作品を手がかりに、死後その遺志を受け継ぐかたちで画文集『天守物語』(キノブックス)が1日、刊行された。6日には、東京都中央区の八重洲ブックセンター本店で、編集を務めた作家の津原泰水さんと、故人のマネージャーであり養子の金子修さんが刊行記念トークイベントを行う。イベントに先立ち金子修さんに話を聞いた。 【取材・紀村了】 金子國義さんは、人間の本能をも映し出すかのような妖艶な雰囲気を漂わせる人物画を得