タグ

ブックマーク / satoshi.blogs.com (10)

  • 米国人にとっての捕鯨・イルカ漁

    ケネディ大使のイルカ漁に体する発言を「内政干渉」と大騒ぎをしている人がいるが、彼女の発言を理解するには、イルカ漁やクジラ漁が米国人にとって、どんな意味があり、何を象徴するか、を理解する必要がある。 マウイの Whalers Villege ショッピング・センターには、捕鯨博物館があり、そこには捕鯨の歴史が淡々と綴られている。鯨油や鯨蝋(げいろう)が石油の代わりを果たし、鯨ひげがプラスチックの代わりを果たした時代に、その商業的価値のために、大量の鯨を虐殺して来たこと、ラハイナの待ちが捕鯨で発展して来たことなどを、歴史の一コマとして描いている。 捕鯨博物館の出口には小さな映画館があり、鯨がダイナミックに泳いだりジャンプしたりするさまを映し、鯨の生体や、ハワイの観光産業にとっての価値を説明している。 そこにあるのは、捕鯨という「過去」と、観光資源・人類の宝としての鯨の「現在」の対比だ。 つまり、

    sika2
    sika2 2014/01/27
    「世界中の海を鯨やイルカが自由に泳ぎ回る地球であって欲しいと望む」ことと、「鯨やイルカが自分の食卓に並ぶことを望む」ことは別に矛盾せんだろ。
  • タバコやAKB商法の弊害を表す被搾取係数

    「厚生労働省調査による、貧乏から抜け出す7つの方法」という記事に喫煙率と年収の相関関係のグラフが紹介されている。 この記事にある「タバコを吸ったら貧乏になるのか、貧乏だからタバコを吸うのか」という議論はさておき、この手の「常識のない若者や教育水準の低い人達から搾取する」というビジネスは他にもたくさんある。 代表的なものとしては、 タバコ パチンコ・スロットマシン 宝くじ 競馬・競輪・競艇 マルチ商法、ねずみ講 ソシアルゲームのアイテム課金 抱き合わせ商法(AKB48、ビックリマンチョコ) などがある。共通するのが中毒性もしくは謝幸性で、一回100円、200円という一見わずかなお金を少しづつ、かつ、継続的にかすめ取るのが特徴だ。その結果、上の記事にも書かれている様に、年収200万円の人を、自分の健康に害を及ぼすタバコに、年に16万円も費やすという非理性的な行動に走らせるのだ。 人々の生活レベ

    タバコやAKB商法の弊害を表す被搾取係数
    sika2
    sika2 2013/11/05
    自分はAKBもAKB商法も大嫌いだが、AKBファンはこれに怒って良いと思う。
  • iWatch のデザイン案2

    先日の iWatch のデザイン案に対して、「文字の方向が真横だと手首につけたときに読みにくい」というコメントをいただいたので、手首に斜めに装着するデザイン案も作ってみた。 ちなみに、この手のものをデザインする時には、下の図の様にポリゴン数を出来るだけ少なく作り、レンダリングの際に Subdivision Surface を使ってスムーズに描画すると編集作業が大幅に効率化出来る。Pixar のアニメも同じ手法を使っているそうである。 しかし、この Blender という3Dデザイン・ツールは当に良く出来ている。わずか2週間ほど勉強しただけで、この手の3Dスケッチが簡単に描けるようになるのだから。中学校の美術の時間に教える価値があると思う。絵の具の使い方を学ぶよりもずっと実用的だ。

    iWatch のデザイン案2
    sika2
    sika2 2013/09/10
    「実用的」か
  • 橋下発言は女性と軍人に対する大いなる侮辱だけでなく、日本人全員の顔に泥を塗る行為だ

    氏の慰安婦容認発言は、海外でも取り上げられている。特にBBC の記事は非常にストレートだ。冒頭の部分を直訳するとこうなる。 橋下曰く「日の従軍慰安婦は必要であった」 日で注目を集めている政治家が、第二次世界大戦中に女性達を強制的に売春婦にしたシステムのことを「必要だった」と表現した。 大阪府知事である橋下徹氏によると、従軍慰安婦は命をかけて戦う兵士たちに「安らぎ」を与えていたそうだ。彼は、その女性達が「自分たちの意思に反して」その仕事をしていたことも認めている。 BBC: Japan WWII 'comfort women' were 'necessary' - Hashimoto これは致命的だ。今まで日政治家はさまざまな失言を繰り返して来たが、ここまで他国の人々の心を逆なでするものは始めてだ。女性はもちろん、軍人に対する大いなる侮辱だ。 日韓関係を悪化させるだけでなく、これ

    sika2
    sika2 2013/05/14
    別のブコメにも書いたけど、でも橋下氏の言分を消極的にも支持する層は一定程度いると思う。
  • 特許庁のシステム開発が破綻した本当の理由

    特許庁と東芝の新システム開発契約打ち切りについて、なぜこの開発プロジェクトが破綻したのかについて私なりの解説をしようとバックグラウンドを調べたところ、調べれば調べるほど、この問題の根底には(1)コスト意識が欠如し自分たちが「公僕」であることを忘れてしまった霞ヶ関官僚、(2)霞ヶ関から流れて来るお金にたかる IT ゼネコン、(3)そのお金の流れに対する影響力を利用して票を稼ぐ政治家、という原子力業界と全く同じような構図があることが明らかになり、ウンザリしてしまった。 破綻の原因は、ソフトウェア・アーキテクチャやプロジェクト・マネージメントにあったのではなく、「競争原理が正しく働かない社会構造」そのものにあるのだ。これではうまく行くはずがないし、たとえうまくいったとしてもやたらと高くつく。 そもそも破格だと言われた99億円という落札価格も、私から見ればどうみても高すぎる。特許庁のシステムであれ

    特許庁のシステム開発が破綻した本当の理由
    sika2
    sika2 2013/01/07
    知ってる名前が出てきてビックリした。あれが絡んでるなら、だいぶアレな案件だったんだろうな、と思うが、そりゃ詳しいことはブログに書けんだろう。
  • 高速増殖炉「もんじゅ」に関するジャイアンとのび太の会話

    米エネルギー副長官のポネマン氏が日を訪問したそうである(参照)。このタイミングで来ることにはとても重要な意味がある。二国間の会話を、ジャイアンとのび太の間の会話に例えると、こんな感じになる。 ジャイアン:のび太、お前まさか、もんじゅを諦めようなんて考えていないよな。 のび太:そ、そんなことないよ。 ジャイアン:それならよし。もんじゅは、二国間の共同プロジェクトなんだから、勝手に辞めてもらってはこまるんだ。 のび太:分かってるよ。でも、福島の事故以来、みんな核アレルギーになっちゃって、もんじゅのことも、とても怖がっているんだ。 ジャイアン:そりゃそうだよ。今から高速増殖炉を米国内で作ろうとしたら猛反対を受けるさ。だからこそ、もんじゅが大切なんだよ。 のび太: でも、それって... ジャイアン:ずるいっていうのか。お前、誰が北朝鮮中国からの脅威から守ってやっていると思っているんだ。 のび太

    sika2
    sika2 2012/07/26
    読む人をよっぽど馬鹿にしてないと、こういうのは書けないと思うが。
  • オランダはどうやって自転車天国になったか

    このビデオ、色々な意味で感動したので貼付けておく。 一つは「市民運動」の力。高度経済成長とともに都市を自動車に最適化しようとしていたオランダ政府に、人々がまったをかけたのだ。日ではこれまでは「市民運動=左翼」というレッテルを張られてしまって来たが、今回の原発事故以来、少し変わって来た様に思う。日の未来を決めるのは、政治家でも霞ヶ関の官僚でもなく、私たち国民だという意識を持って、発言すべきときは発言すべきだとつくづく思う。 そしてもう一つは、電気と石油を使いまくる「経済成長」がかならずしも国民の幸せに繋がるとは言えないこと。その意味で、「自動車にとっては天国だが、年間400人もの子供が自動車事故で死ぬ国」よりも、「自動車で生活するには不便だが、誰もが安全に自転車に乗れる国」を選んだオランダは、今後の日のエネルギー政策を考える上でもとても参考になると思う。

    sika2
    sika2 2012/01/11
    真っ平らなオランダと、国土の3分の2?が山林の日本は単純に比較できんだろう。まあ、もうちょっと自転車に優しくなって欲しいとは思うけど。
  • 原発どころか火力発電所まで不要にする夢のエネルギー、E-Cat

    ForbesのHello Cheap Energy, Hello Brave New Worldという記事によると、今月の28日についに夢の発電システム E-Cat の1メガワットの発電施設のデモがイタリアのボローニャで公開されるらしい。 発明者は Andrea Rossi。2008年に出願された特許によるとニッケルと水素を核融合させて銅に変換する際に生じるエネルギーを使う「低温核融合(Cold Fusion)」らしい(Rossi自身は、Low-Energy Nuclear Reactionと読んでいる)。 これまでも何度か招待制で小規模な発電のデモをしているが、出席者の中にも「これはエセ科学にすぎない」と決めつける人もいるぐらいで、多くの人たちが懐疑的な目で見ている。 確かにWikipediaの記事を読むとエセ科学にしか見えないのだが、それでもForbesが取り上げるのは、「人類はいつか

    sika2
    sika2 2011/10/19
    一般論としては、こういう「多分間違ってるとは思うが、万が一本当だったらえらいことだ」ていう姿勢は、エセ科学の温床だと思うので、中島氏ほどの人は慎重に扱われたい。
  • なぜ日本では「市民運動」が格好ワルイいのか?

    原発事故以来、色々なことを考えているのだが、その一つが「なぜ日では民意がなかなか反映されないのだろう」ということ。泊原発の再稼働容認が典型的な例。これだけ多くの人が反対しているのにも関らず(参照、参照)、必要だったはずのストレステストもなく、原子力安全委員会の形だけの二重チェック(参照)で北海道知事の再稼働容認となった。 「政治家が票集めで忙しくて実際に国を運営しているのは官僚」「官僚の業界への天下りが官民の癒着を生み出している」「マスコミはスポンサーに不利になることは報じない」などの政府やマスコミにも大きな問題があるが、国民側にも若干問題があると思う。うまく表現するのは難しいのだが、 政府は「お上」であり、市民運動とは「お上にたてつくこと」に相当する という江戸時代から続いているメンタリティが根っこのどこかにあるのではないかと思う。それが「市民運動=左翼活動」というイメージを固定化させ

    sika2
    sika2 2011/08/18
    市民運動の元となる価値観が共有されてないからでは。人権や市民の権利を訴えても「純粋まっすぐ君」とか揶揄したり、「それは西洋の価値観で云々」て言われちゃうし。
  • 今の段階で、なぜストレステストが必要なのか

    菅総理の「ストレステスト宣言」は、「福島第一のような重大な事故を繰り返さないためには何をすべきか」という日の将来がかかったとても重要な「政策」の話であるにも関らず、政策の議論よりも政局の議論ばかりが得意な大手マスコミは「政権維持のためのパフォーマンス」と菅おろしに懸命だし、「このまま原発の再開を許さなければ電力が不足する」と経産省と電力会社の世論操作に協力ばかりしている。 今の段階で何よりも大切なことは、福島第一で起こったような重大な事故を二度と起こさないためには、どんな組織と法律・規制が必要かを見極めること。菅総理が何度も繰り返しているように、今までのように「原発推進」の経産省の下に原子力安全保安院を置いていたのでは、国民の安全を最優先にした安全管理は不可能である(組織)。それに加え、今までのように「全電源喪失は考えなくて良い」「100年に一度しか起きないような大津波は考慮しなくて良い

    sika2
    sika2 2011/07/11
    ほんと、なんでマスコミは政局の話しか流さないんでしょうね。
  • 1