2018年1月26日深夜、仮想通貨取引所のコインチェックが記者会見を行い、顧客から預かっていた時価580億円分の仮想通貨NEMを流出させたと発表した。原因は調査中だが不正アクセスによる盗難の公算が大きい。翌日には被害者の26万人に対して自己資金から日本円で補償すると発表、記者発表から補償の発表までの加重平均で総額460億円に達するという。 仮想通貨取引所を巡っては2014年2月末にマウントゴックスが破綻したことが記憶に新しい。昨年12月には韓国の仮想通貨取引所ユービットの運営会社が経営破綻に追い込まれ、今年に入ってからも仮想通貨取引所ZaifからのAPIを通じた不正出金が報じられるなど、このところ仮想通貨取引所を標的としたサイバー攻撃が続いていた。 マルチシグとコールドウォレットは併用してこそ価値が出るコインチェックのシステムで十分なセキュリティ対策が行われていたか、現時点で公表されている
有給休暇に関するツイートが話題だ。部下から「ドラクエをクリアするため」という理由で申請があり、上司は色々考えた結果、承認したという。しかも、その理由は上司が部下に尋ね、申請書に記載させたとのことだ。 たまっている有給を使って長期休暇を取ろうと考えている人も多いだろう。この機会に、労働基準法の視点から見た有給休暇の原則について触れてみたい。 【有給休暇は労働者の権利】 そもそも年次有給休暇は、正社員であろうがパートやアルバイトであろうが、出勤率など労働基準法が定める要件を充たしさえすれば、定められた日数分だけ自動的に発生する法律上の制度にほかならない。 国家が労使間の労働条件に介入し、その最低基準を定めることで、労働者の疲労回復や心身のリフレッシュを図ることが狙いだ。 労働者の請求や申請によってはじめて発生するわけではないし、会社側が労働者に対して許可や承認をし、恩恵的に与えるというものでも
ぺんてる株式会社が2月16日に発売したオレンズネロ。オレンズネロはシャープペンシルというジャンルでは、破格の値段ともいえる3,000円。シャープペンシルのフラッグシップモデルです。 しかしながら、発売以降予想をはるかに超えた売上となっており、発売後1か月経った今となっても、要するに需要に供給がまったく追いついていない状況です。一部ECサイトではプレミア価格となっており、実店舗でも入荷するとすぐになくなってしまうほどの人気です。 さて、そのオレンズネロ。まずはどういう商品なのかをご説明しましょう。オレンズネロはひと言でいうと1回シャープペンシルをノックしたら、芯がなくなるまでずっと書き続けることができる「自動芯出し機構」を持ったシャープペンシルです。ぺんてるのオレンズネロのテストでは、太宰治の「走れメロス」を最初から最後まで書き写すことができたそうです。もちろん「オレンズ」の名前からもわかる
自らの職業を「イラストレーターなど」と名乗るみうらじゅんは、ひとつの職業を背負うのではなく、「など」と曖昧にすることを信条にしてきた。「あの人、何やってるかわからない」と言われ続けて35年、数多の「など」を仕事に結びつけてきたみうらは、ネタ出し&ネーミング&デザイン&執筆&広報活動まで、全て一人で行なう稼業を「一人電通」と呼ぶ。広く浸透した「マイブーム」「ゆるキャラ」の名づけ親は、誰からも頼まれていない「ない仕事」を無数に生み出してきた。仕事術を尋ねたところで、返ってくるのは「最終的には自分を洗脳させてノイローゼ状態に持っていくんです」との返事。先日、4年ぶりとなるトークイベント「ザ・スライドショー」を終えたばかりのみうらに“など”の仕事の今を聞いた。(武田砂鉄/Yahoo!ニュース編集部/文藝春秋) 今回の記事には「時代の『主役』」というシリーズタイトルがついているんです、と伝えると、み
「大人のひきこもり」という言葉が注目されているのか、取材や講演などの依頼が増えている。 筆者は約18年にわたって「ひきこもり」界隈を追いかけているが、毎日、当事者たちからメールが届く。ここ数年は、40代以上の相談が増えている実感がある。しかし、こうした現実は、多くの人に「見えていない」ためか、意外に知られていない。 ひきこもりが長期化・高年齢化「大人のひきこもり」とは、いったい何なのか。 これまで「ひきこもり」というと、不登校の延長にある学校卒業後の「若者の問題」として語られることが多かった。しかし、ひきこもり中核層は確実に、その存在が見えにくいまま、長期化・高年齢化してきている。もはや、こうした状態にある本人たちのことを「若者」だけで語れないし、選別が行われてきたことによって、深刻な当事者ほど、ますます水面下に追いやられる弊害をうみだしている。 「ひきこもり」というと、よくドラマや映画な
KNNポール神田です! インターネットの通販サイトに、児童ポルノ商品を掲示し、販売を手助けした疑いがあるとして、警察は(2015年1月)23日、ネット通販大手のアマゾンジャパンを家宅捜索した。愛知県警が、児童ポルノ禁止法違反の容疑で家宅捜索したのは、東京・目黒区のアマゾンジャパン本社と、千葉・市川市にある関連会社の配送センター。 出典:児童ポルノ出品を黙認の疑いでアマゾンジャパンを家宅捜索 国内のアマゾンジャパンが、児童ポルノ禁止法違反の販売幇助の疑いで家宅捜索となった。児童ポルノ商品が販売されていたという。これはアマゾンのマーケットプレイスの商品に対しての管理ができていないことをすべて物語る。つまり、業者にとっての制約は、単純にアマゾンのマーケットプレイス利用規約に明記されていることがすべてだ。 出品者は、Amazonマーケットプレイスのサイトに掲載する商品が、すべての地域法、国内法、国
今年は、ギャルの存亡が話題となった一年でもありました。ギャル雑誌は次々と休刊し、ストリートでもギャルの姿をあまり見かけなくなりました。 そうしたなか、私は2年前に日本の若い女性の歴史を描いた『ギャルと不思議ちゃん論』(原書房)という本を上梓したこともあり、ギャルについてのコメント取材をふたつ受けました。ひとつが、朝日新聞2014年5月23日の「ギャルが消えた? 雑誌からも街からも」という記事で、もうひとつが『日経エンタテインメント!』2014年10月号の「ギャル雑誌の連続休刊 渋谷発ファッションは郊外へ」という記事です。 ただ紙幅の関係上、私のコメントはこれらの記事では一部しか掲載されていないので、ここであらためてギャルについて述べておきたいと思います。 雑誌文化の衰退 まず必要とされるのは、ギャル雑誌の衰退とギャル文化の衰退を分けて考えることでしょう。 これまでギャル文化において、雑誌は
KNNポール神田です! http://www.jp.playstation.com/20th/ 1994年12月03日に初代プレイステーションが発売となった。それから20年。 ボクはゲームを全くやらないが、プレイステーションは持っている…。 プレイステーション2は、DVDの普及期と重なり、プレイステーション3はブルーレイの普及期と重なっていたからだ。 プレイヤー単体でも3万円近くするのならば、あと1万円程度での追加で、プレイステーションが買えるというお得感があったからだ。 プレイステーションの累計販売台数世界累計1,000万台のPS4(2014年8月10日時点) 世界累計8,000万台のPS3(2013年11月2日時点) 世界累計1億5,000万台のPS2(2011年1月31日時点) 初代プレステ発売から20年なので、稼働しているのをPS2以降としても2億4,000万台のプレステが世界で存
内閣府が11月1日に発表した調査結果によれば、女性の職業について「子供ができてもずっと続ける方がよい」と回答した人は44.8%。調査を始めた1992年以来、初めて前年から減少に転じたそうだ。 女性活躍推進の声が上がる一方で、産休・育休、そして時短勤務をする女性への理解は未だ足りない部分がある。 「出産後も働くのはいいけど、どうせ時短で遅く来て早く帰って、子どもが熱を出したら休んで、他人に仕事やってもらうんでしょ」 そんな声は当然のようにあふれているし、先日のマタハラ訴訟の際にも「甘えている」「図々しい」という声が男性だけではなく女性からも上がった。 女性が子どもを産んでから職場に復帰するのは、それほど難しいことなのか。山ほど文句をつけたくなることなのか。ネット上では(ネット上だけではないだろうが)「そもそもそんなに働きたいと思っている女性はいない。景気が良ければ働きたくない女性が大半だろう
GREEが3期連続となる前年割れの決算との観測記事が発表されたことで、ソーシャルゲーム業界への失望が広がっている。 ソーシャルゲームは、基本的にモバイルブラウザ上のWebアプリだ。対して、爆発的なヒットを続けているガンホーのパズル&ドラゴンズ(パスドラ)などは、スマートフォン上のネイティブアプリである。つまりゲーム市場でも、ついにWebアプリがネイティブアプリに追い抜かれたということだ。 PCプラットフォーム上でWebアプリがネイティブアプリを圧倒し、ほとんどのコンピューティングがWebブラウザ上で行なわれるようになったのは2005年以降のことで、そのときの状況がWeb2.0と呼ばれたのは記憶に新しい。 現状でもこの現象は進行しており、音楽アプリ(例えばiTunes)やオフィススイート(Microsoft Officeなど)、写真加工・編集アプリなど、比較的専門性の高いものでなければWeb
■繰り返されてきた「電子書籍元年」が終わりを告げるのか? アップルの「iBookstore」日本版がオープンして3週間が過ぎた。 昨年秋のアマゾン「Kindle Store」に遅れること半年、これで日本の電子書籍市場には、ほぼすべてのプレーヤーが出そろったことになる。 とすれば、今後この「枠組み」のなかで、どのような電子書籍市場が形成されていくのか? これまで毎年のように繰り返されてきた「電子書籍元年」が終わりを告げるのか? 日本もアメリカのように電子書籍が進展していくのか? が、今後の焦点になる。 これを、電子書籍を制作する側から言うと、 どこの電子書店(プラットフォーム)がシェアを握るのか? どんな電子書籍を制作すれば売れるのか? の2点が、最大の関心事ということになる。 そこで、ここでは、これまでの状況を整理し、今後の電子書籍市場を展望してみたい。 ■「米アップル参入で花開く電子書籍
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