存命の思想家のなかでは世界で最も広い影響力をもっているはずのユルゲン・ハーバーマス氏が、『ニューヨークタイムズ』に寄稿した論説「リーダーシップと主導文化」には、どうやら根深い背景がありそうなので、簡単なメモを残しておきます。 僕よりもドイツ語、英語に堪能で、社会学や生命倫理、ヨーロッパの政治情勢に詳しい人はいくらでもいるはずなのですが、どなたも言及しないので、浅学非才の僕が試みる次第。 「人種主義とゲノム主義がミックスするとき」、『バイオポリティカルタイムズ』2010年9月10日 http://tinyurl.com/24ne8ud 最近、ヨーロッパでは、遺伝学のひねりをともなう、いくつかの不穏な兆しがある。 ドイツでは、ドイツ連邦銀行の取締役ティロ・ザラツィンが新聞に、ユダヤ人は特徴的な遺伝子を共有しており、バスク人はまた別の特徴的な遺伝子を共有している、と語った。また彼は、イスラム教徒
仙谷由人官房長官が18日の参院予算委員会で「自衛隊は暴力装置」と発言した一件が波紋を広げているが、ネット論壇からも批判が巻き起こっている。「暴力装置などとんでもない」という論が勢いを増しており、民主党政権にさらなる逆風が吹きはじめたかっこうだ。 著名アルファブロガー(「ねとらん」から賞金が届かないブロガー)のfinalvent氏も仙石批判の急先鋒のひとり。多くのページビューを集める自身のブログに、 「自衛隊は暴力装置ではなくピタゴラ装置だ」 とする論文を掲載した。 同氏によると「今どき戦車やヒコーキなどという敵を滅ぼすのに手間のかかる手段しか持っていない自衛隊は、暴力装置と呼べない」という。その点で仙石発言は誤りであり、最終目的を得るまでに遠回りをする自衛隊のことは 「ピタゴラ装置」 と呼ぶべきであると主張している。 また、今後の展望として 「“スイッチを押すだけで役割を果たす”きちんとし
結論からいうと私にはわからないんですけどね。Grimm の Deutsches Woerterbuch 第1版にも出てなかったし。 でも Gewaltapparat がヴェーバーと関係ないってのはないとおもうな。暴力装置のほうは知らないけど。 おそらくこの「暴力装置」という言葉は福田歓一の影響であろうと思われる。上にみたようにヴェーバーの独占について述べた箇所には装置という意味合いは含まれていない。このようにして、「暴力装置」という神山茂夫の用語は、左派、右派含め広まっていき、そして今や社会学用語集や政治学の教科書にまで掲載されるようになった、というわけである。 http://d.hatena.ne.jp/catisgood/20101121/1290326392 百歩譲って日本語としてそうなのかもしれませんが、Google Books に収録されてない論文などいくらもあるでしょう(苦笑)
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