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tankaに関するsilossowskiのブックマーク (7)

  • 【評】小島ゆかり『希望』 —— 伊舎堂仁

    管理人の棚を預かっていただくことになった伊舎堂仁さん(@hito_genom)に、その棚から、何かを読んで書いてもらう企画です。第2回は小島ゆかり『希望』。 こじまゆかり、と打ち込んでみてまず、このひと工藤吉生とイニシャル同じなんだな、の1(ワン)ウケがある。小島ゆかりを初めて知ったのも工藤さんからだ。検索したら2013年、12月のツイート。歌のみでボコっと引用されていた。短歌でそんなところを言われるなんて気持ちがいいな、と思ったし、そんなところを言えたら嬉しいだろうなと思った。その後、短歌に求めるものの一つになっていく。 ファミコンソフトにマリオ眠らせチカチカとマリオの屋根に雪ふり積む 以降、「『マリオ』の人かー」をその都度思いつつ、そうでなくても〈小島ゆかり〉という涼しい字面は記憶するのにとてもやさしい――〈北山あさひ〉くらい涼しいと思う――し、総合誌・歌集・アンソロジーとそこまで

    【評】小島ゆかり『希望』 —— 伊舎堂仁
  • 2018年8月のオレの短歌とその余談/連作の歌のつなぎ方|工藤吉生📘沼の夢

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    2018年8月のオレの短歌とその余談/連作の歌のつなぎ方|工藤吉生📘沼の夢
  • 「せし」問題 | 塔短歌会

    「塔」の割付・再校作業でした。二十数名でみっちりと…というより、おいしい差し入れをいただきながら、にぎやかに読みました。 今日話題になったのは、「せし」を直すかどうか。 例えば「愛せし」。これは正しいですね。サ変動詞「愛す」の未然形「愛せ」に、助動詞「き」の連体形「し」が付いています。これを「愛しし」とするのは誤りです。 でもサ変動詞は例外。通常は、助動詞「き」は連用形にくっつきます。 例1:「満たしし」=「満たす」(サ行四段活用)の連用形「満たし」+「き」の連体形「し」。これを「満たせし」とすると、文法的には誤りです。 例2:「乗せし」=「乗す」(サ行下二段活用)の連用形「乗せ」+「き」の連体形「し」。これは「乗せし」が正しいのでこのままでよいです。 サ変動詞とサ行四段活用の動詞を使う時に注意が必要なのです。が、誤用が広まって「愛しし」「満たせし」のような使い方も多く見られます。校正とし

  • 【歌論】戦う永井祐と穂村弘、世代論でない「ポスト」 - アオマツブログ

    四月になって学校が始まったけど、週二回しか学校はなくてダラダラ日々を過ごしている。サークルの新歓期だから予定はちょこちょこあるけど結構寝ブッチしたりしていて関係各位には申し訳ない限りです。 先週の金曜(4/5)に瀬戸夏子と穂村弘の対談(「現実のクリストファー・ロビン」の刊行記念イベント)を聞きに行って、個人的に現代短歌史のストーリーテラー役を果たしてきた最重要の二人だと思っているのですごい気合を込めて聞いていた。内容はわりと瀬戸さんが穂村さんを質問攻めする感じだったが、僕の敬愛する永井祐の話が出て、穂村弘と永井祐の関係について気付きがあったので小論を書くことにした。前置きが長くてももあれなので文に入ります。 ☐☐☐☐☐ 永井祐は戦う。 ジーンズにシャツでプラットホームから駐車場見ている夏の夜 (『日の中でたのしく暮らす』) たしかに爽やかに佇んでいるが、それはポーズだ。騙されてはいけな

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  • 「コーポみさき」は小説化できるか ーー短歌と小説の叙述について - つきのこども/あぶく。

    ※この記事は角川短歌2018年11月号掲載の短歌連作及び第64回角川短歌賞選考座談会の内容を一部引用しています。 「コーポみさき」(作者:山階基)は第64回角川短歌賞の次席作品で、50首からなる短歌の連作だ(複数の短詩を並べて構成される一連全体で一作品となっているものを連作という)。ちなみに第64回角川短歌賞の大賞は山川築の「オン・ザ・ロード」、次席は平井俊の「蝶の標」と「コーポみさき」の2作受賞となっている。作品はいずれも角川短歌2018年11月号に全文掲載されている。選考委員は伊藤一彦、小池光、永田和宏、東直子の4名である。 角川短歌11月号(kindle版) 白い布はずされながら美容師にまだ引っ越しを伝えていない この歌から始まる「コーポみさき」は作中主体「わたし」(作中主体とは短歌1首、あるいは連作全体の「主人公」のこと)の引っ越しとその後の生活、周囲の人々とのエピソードなどが描

    「コーポみさき」は小説化できるか ーー短歌と小説の叙述について - つきのこども/あぶく。
  • 最も心に残ったこの連作2018(4) - 凡フライ日記

    (4)30首以上の連作 心に残ったこの連作2018であげた18の候補から、今年、最もこころに残った連作5篇を、以下のように選びました。 * 「クリームパンと担々麺」50首(鯨井可菜子・田村元、現代短歌4) 「毛とニキビと」35首(菊竹胡乃美、九大短歌8) 「光る夕立」30首(吉川宏志、短歌研究10) 「青みなづき」33首(日高堯子、短歌往来9) 「コーポみさき」50首(山階基、短歌11) * 「クリームパンと担々麺」50首(鯨井可菜子・田村元、現代短歌4) 二人五十首、という形式のなかで、とくに印象に残りました。日記というスタイルのうえに五十首がのっていたからかもしれませんが、二人が影響しあいながら交互にうたをやりとりするだけとはちがう展開があって、刺激になりました。ラリーではなく、同じチームという感じがあったからかもしれません。この形式の可能性、この形式でまだまだいろんなことができそうだ

  • 【オレ流】作った短歌の管理の仕方をまとめた : ▼存在しない何かへの憧れ──工藤吉生ブログ

    2015年11月23日 【オレ流】作った短歌の管理の仕方をまとめた 短歌ノート(作歌ノート)の三冊目がおわった。四冊目になる。 2013年に、つくった短歌をノートに手書きするようになった。 今日は、オレの歌の管理の仕方を画像つきでまとめておこう。 まず歌を思いつきます。いきなり歌やその断片が降って湧いてくることもあるし、散歩して探すこともある。 それはまずスマホに入力する。「Jota+」っていうテキストを記録するアプリがあって、それに入れている。 オレはスマホがこわれて中のデータが全部ダメになったことがある。スマホに入れっぱなしというのが信用できない。 そこで、ノートに手書きする。これを「作歌ノート」としよう。 このようにわざと余白をつくって書いて、あとで追加で書き込めるようにする。上の方にはどこへ出した歌かを記録する。「N」はNHK短歌というふうに。 https://t.co/5mALk

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