インタラクションデザイン(注1)で用いられるデザイン支援ツールの一つで、製品やサービスをデザインする際にターゲットとして想定する架空のユーザー像のこと。実在の人々を調査・観察し、得られたデータに基づいて典型的ユーザーを定義することで、特定のユーザータイプのニーズに沿ったものを作るために利用される。 インタラクションを含む製品・サービスをデザインするという作業は、ユーザーの行動パターンに合致したインタラクションパターンを構造化することである。このためにはユーザーが置かれた状況、ユーザーの興味や技量、真にやりたいことなどを深く認識し、その反映としてのユーザー行動のパターンを理解しなければならない。そのために用いられる概念ツールが「ペルソナ」である。 ペルソナはユーザー調査の観察結果から抽出した振る舞い、態度、適性、目的、モチベーションなどを総合したユーザーモデルである。特定の人物ではなく、複数
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