忘れがちな以下の4つの確率分布についてまとめておく。 ベルヌーイ分布 (Bernoulli distribution) 確率 $\lambda$で 1 を、確率 $1-\lambda$ で 0 をとる、離散確率分布である。 $P(x\mid \lambda) = \lambda^x(1-\lambda)^{(1-x)}$ for $ x \in \{0,1\} $ Takes a single parameter $\lambda \in [0,1] $ カテゴリカル分布 (Categorical distribution) ベルヌーイ分布を一般化した確率分布で、二値ではなく、$K$値の場合をとる離散確率分布である。 ※ベルヌーイ分布はカテゴリカル分布のカテゴリ数が2の場合ともいえる。 ※ どういうわけか、日本語Wikipediaにはカテゴリカル分布の記事は存在しないため、多項分布と混乱さ
ベイズ推定における事後確率計算量 $$P(x^* \mid \boldsymbol{x}) = \displaystyle \int P(x^* \mid \boldsymbol{\lambda}) P(\boldsymbol{\lambda} \mid \boldsymbol{x}) d \boldsymbol{\lambda}$$ ベイズ推定の際は、予測をする場合に事後確率によって重み付けをとるため、全てのパラメーターに対する事後確率を覚えておくか、解析的に計算できるようにしておく必要がある。 現実的には、全てのパラメータの事後確率を覚えておくことは不可能なので、解析的に計算しておくか、近似的に計算することになる。 そこで、共役事前分布の登場である。 共役事前分布を用いれば, 事後分布が閉じた形で計算できるため、計算が簡単になる。具体的には、事後分布を求める際に、尤度と事前分布の積が
Nara Institute of Science and Technology Augmented Human Communication Laboratory ビッグデータのための機械学習 2015/10/23 ビッグデータアナリティクス 第3回 1 奈良先端科学技術大学院大学 吉野 幸一郎 NAIST AHC Lab. • 機械学習の基礎 – 教師あり学習、教師なし学習 – 事前確率、事後確率 – 最尤推定、MAP推定、ベイズ推定 – 単純ベイズ、ロジスティック回帰、条件付き確率場、 サポートベクターマシン、ニューラルネット、深層学習 • 機械学習における分散処理 • Apache Spark での機械学習 2015/10/23 ビッグデータアナリティクス 第3回 2 本日の内容 NAIST AHC Lab. 2015/10/23 ビッグデータアナリティクス 第3回 3 参考書 でき
An Excel Add-In Random Number Generator Powered By Mersenne Twister Algorithm ENGLISH RSS ポアソン分布(Poisson distribution) 馬に蹴られてポアソン分布 概要 恋愛の話じゃありません。馬に蹴られて死んでしまう兵士の数の分布。これこそが歴史上初のポアソン分布の実用例だったのです。驚いたでしょ? ポアソン分布が現れる例は… ある交差点で1時間に起きる事故の件数 国道1キロメートル当たりのレストランの数 この原稿を書いている間に変換間違えをする数 などといったものが考えられます。このようにポアソン分布とは、時間(例えば1時間当たり)、場所(例えば1平方メートル当たり)、距離(例えば1キロメートル当たり)などある一定区間の中で、偶然に起こる事象の数の分布です。 でもこれは一般的には起こる確
「95%信頼区間とは,真の値が入る確率が95%の区間のことです」というような説明をすることがあります。私も,一般のかたに説明するときは,ついそのように言ってしまうことがあります。でも本当は真っ赤なウソです。主観確率を扱うベイズ統計学はここでは考えません。 正規分布では,ウソの考え方をしても結論が同じになることがあるので,ここではわざと,左右非対称なポアソン分布を考えます。 ポアソン分布とは,1日に起こる地震の数,1時間に窓口を訪れるお客の数,1分間に測定器に当たる放射線の数などを表す分布です。平均 $\lambda$ のポアソン分布の確率分布は次の式で表されます: \[ p_k = \frac{\lambda^k e^{-\lambda}}{k!} \] $\lambda = 10$ のポアソン分布の確率分布をグラフにすると次のようになります(本当は右に無限に延びるのですが,$k = 30
講義のーと の内容を詳しく説明したものです 著者: 久保拓弥 出版社: 岩波書店, シリーズ「確率と情報の科学」 編集: 甘利俊一,麻生英樹,伊庭幸人 このペイジの省略 URL: http://goo.gl/Ufq2 刊行と まちがい・修正一覧) 第 1 刷刊行: 2012 年 5 月 18 日 第 15 刷刊行: 2018 年 3 月 15 日 原稿時点の PDF ファイル (参考用) 目次, さくいん, まえがき 韓国語版 (翻訳は滋賀大の李鍾賛さん, 2017-09-15) 「統計モデリング入門」ネット上のあれこれ (のごく一部) 丸善・ジュンク堂書店の「今年驚いた! 1 冊」の「驚きの出版賞」 に選ばれました! (web archive, KuboLog 2012-12-20) Amazon カスタマーレビュー はてな出版物 -- 言及ブログへのリンクなどがあります! ブクログ,
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