Innocentiveという面白い会社がある。製薬大手のEli Lillyが出資して作られたスタートアップで、フリーランスの研究者と企業のR&Dのマーケットプレースを運営している。 世界125カ国に広がる2万5千人の研究者がsolverとして登録されている。(サイトは、中国語、ロシア語、ドイツ語、スペイン語、英語、となっている。日本語はありません。)企業側は、R&Dの課題を2000ドル払ってポスト、問題が解けた暁には数千ドルから10万ドルの懸賞金を払う、という仕組み。ポスト料に加えて、InnoCentiveは懸賞金の60-100%を受け取る。今までの実績では、40%の問題が解けたそうだ。 もちろん問題がピンポイントに明確化されていなければ使えない仕組みだが、世界の知恵をあまねく活用するという意味で面白い試み。研究者側のインセンティブは、先進国では腕試しが主だが、中国やインドでは懸賞金も魅力
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