近年、米国で絶大な人気を誇っているニュースレターであるThe Hustle(購読者150万人)の買収が発表されたからだ。メディアの買収自体は、今や米国では珍しくともなんともないが、驚きはその買い手だった。
300万人の購読者、1億ドルの利益 2005年、ニューヨークに住む人600人に向けてはじまった、男性向けのニュースレターサービス「Thrillist(スリリスト)」 や運営会社について、米WIREDにて詳細に伝えられていたので、かいつまんで紹介します。立ち上げ1年で3万人の購読者を抱え、2008年にはニューヨーク中心から7都市に拡大し、500万ドルの利益をあげるまでに成長したメディアです。 スリリストを運営するThrillist Media Groupはほかにも2つのニュースレターサービス(後述)をもっており、合計すると1000万人もの購読者をもつほどのメディア企業なのです。2011年には4000万ドルの利益、2012年にはおおよそこの倍に成長、そして現在は、300万人以上の購読者がおり、2014年は1億ドルの利益を見込んでいます(バズフィードと同じくらい)。 マネタイズの核となっているの
wikipediaより 「ネイティブ広告ハンドブック2017」というのがJIAA、日本インタラクティブ広告業界から公開されてそれについてひと悶着あったので書いておきます。 ※業界以外の人は読んでも何も面白くないと思います ネイティブ広告ハンドブック2017 http://www.jiaa.org/download/JIAA_nativead_handbook.pdf このハンドブックではいわゆるネイティブ広告についての解説と、「こうやって運用した方が良いよね」「ステマはダメだよね」みたいな事について書かれているのですが、このハンドブックに対してライターの方々から感想が投下されます。 くちきんがシェアしてた「ネイティブ広告ハンドブック2017」が取扱説明書レベルに読解大変で涙ですhttps://t.co/a1R7Y64Cv1 pic.twitter.com/7nTVNPqmVg — 塩谷 舞
2014-07-29 メディア運営の話。Antennaからの流入状況など。 今日は、メディア運営側から見たキュレーションメディアについて、触れてみたいと思います。 一昔前は、メディアを立ち上げたら、まず主要ポータルサイトに記事提供を行うのが、PVを伸ばすための定番施策でした。 ポータルサイトに記事を配信するだけで多くのユーザーにリーチできて、そして気に入ったユーザーが自らブックマークして、次回は直接訪れてくれる。 そんなニッチメディアにとっては、なんともすばらしい環境だったのです。 しかしいまは、ポータルサイトに代わってキュレーションメディアが、文字通りメディアの”ポータル(入口)”となりました。 下記は、ANGIE(アンジー)における過去30日間(6/30~7/29)の流入内訳です。 Antennaが一番多い流入元で、全体の3分の1くらい。 つづいて、Google検索。 Gunosyは1
星海社ウェブサイト『最前線』において6月中旬の開始を予定している大塚英志氏の新連載『角川歴彦とメディアミックスの時代』の公開に先駆けまして、大塚氏から緊急寄稿がありましたので急ぎ僕のブログを通じて公開いたします。タイトルは「企業に管理される快適なポストモダンのためのエッセイ」。 先日発表されたKADOKAWA・DWANGOの誕生が放つ巨大な重力から逃れて生きることは、ライトノベル、漫画、アニメ、ゲーム、ネットなどのただ中で生きている僕たちにとってはほぼ不可能な状況になることでしょう。だからこそ、僕たちはたった今、個人個人が真剣にこのKADOKAWA・DWANGOの合併劇について考えるべきなのではないでしょうか。そういった意味で、この緊急寄稿は必読のテキストであると考えます。 また、新連載『角川歴彦とメディアミックスの時代』では、「メディアミックス」の誕生の原点とされる80年代史と角川源義、
この記事では、 海外における新興ウェブメディアの隆盛についてご紹介します。新興メディアの概要や特徴を見ていき、これからのメディアづくりのヒントを得ていきたいです。 個人的に注目しているメディアを12個ピックアップしてみたものの、やはりバイラル系が多くなってしまった印象です(他の注目メディアは別の機会にまとめます)。気になるものがありましたら読んでいただけたらと思います。記事の最後の方に特徴や傾向などまとめました。 BuzzFeed Upworthy Distractify ViralNova FaithIt NowThis News Newsy Policymic OZY The Verge Re/code First Look Media 1. BuzzFeed 「月間読者8500万人を超えるサイト「バズフィード」に見る、これからのウェブメディアに重要な7つのポイント」という記事でも紹介
『MarkeZine』が主催するマーケティング・イベント『MarkeZine Day』『MarkeZine Academy』『MarkeZine プレミアムセミナー』の 最新情報をはじめ、様々なイベント情報をまとめてご紹介します。 MarkeZine Day
投資家と起業家の関係は興味深い。特にシード期の投資家と起業家は共同で経営にあたり、資金だけでない特別な関係を結ぶことが多い。そこにはどのようなやり取りや葛藤があるのだろうか。このインタビュー・シリーズでは、投資家と起業家のお二人に対談形式で「二人だから語れる」内情に迫る。これまでの掲載:1回目、2回目、3回目、最終回 (文中敬称略、聞き手は筆者) nanapiの道のり 2007/12 ロケットスタート設立 2009/06 代表取締役古川健介、取締役CTO和田修一の2名で本格始動 2009/09 ライフレシピ共有サイト「nanapi」をリリース 2010/11 グロービス・キャピタル・パートナーズから3.3億円の資金調達 2012/04 株式会社nanapiに商号変更 2013/07 KOIF、グロービス・キャピタル・パートナーズから2.7億円の資金調達 2013/12 東京都渋谷区道玄坂に
posted by ボブ・スタイン(Bob Stein) 私は IfBookThenコンファレンスのためにミラノに来ている。私は「コリエール・デラ・セラ」(イタリアの大手新聞社)から、この会合に寄せて同社の週刊誌「ラ・レトゥーラ」に掲載する意見記事を依頼された。その記事に私は次のようなことを書いた。[注:原文は3月18日に書かれた。IfBookThenコンファレンスの登壇者一覧はこちら。ボブ・スタインのプレゼンテーション映像はこちら] 本の未来 30年以上前に紙から電子出版に乗り出した者として、私はしばしば「本の未来」について詳しい解説を求められる。率直に言って私はこの質問の意味がよくわからない。とりわけ簡潔な説明が要求される場合には。初心者にはより具体的な説明が必要になる。私たちはこれから2年先の話をしているのだろうか。いや10年、それとも100年? そもそもこの問いにおいて「本」とはい
日本企業が海外進出するにあたって商品やサービス自体のテストやローカリゼーションに加え、とても重要になってくるのがPR及びマーケティングである。なかでもメディアPR戦略に関しては、そのやり方やコネクションの有無によて結果が大きく左右される。その一方で、マーケティングにおける重要性は非常に高く、先日クライアントのiPhone/iPadアプリのメディア戦略の一環として、TechCrunchに取り上げて頂いたケース を例にとると、掲載前と後ではアプリのダウンロード数が実に約200倍アップし、波及効果として、Life Hacker, Examiner NewYork等の他のメディアにも取り上げられた。 btrax (ビートラックス)社ではPR/マーケティング業務の一つとして、日本企業向けに海外メディア戦略サービスを提供している。現在までの数ある実績から、データやノウハウを蓄積/分析し日本の企業がアメ
ボーゲン夫妻は、40年間、現代アートを収集してきており、ワシントンD.C.のナショナル・ギャラリーに寄贈されたコレクションを見れば、現代アートの足跡をたどれると言われるくらい、アート史において重要な作品を収集してきた。 この映画の中で、コンセプチュアルアートのアーティスト、リチャード・タトルが、「ハーブは、キュレーターのような嗅覚を持っている」と語っている。 キュレーターは、アートの目利きだ。作品をアートの歴史に置いてみて、どんな価値があるか見極める。 ハーブ・ボーゲン氏は「現代のアートシーンの流れで、重要だと思ったものを買ってきた」そうだ。彼にとっては、完成前の下書きも、現代アートシーンの断片として価値を持つ。 ボーゲン・コレクションは、夫妻のアートの知識、そして足で稼ぐ情報収集力の結晶である。 サーチでなくてセレクトの重要性 この映画を見てふと思い出したのが、エムズカンパニー(m's
シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。 ビジネスモデルの破壊者たち シュンペーターの創造的破壊を地で行く世界の革新企業の最新動向と未来戦略を、シリコンバレー在住のジャーナリストがつぶさに分析します。 バックナンバー一覧 サブプライム惨禍もいまだ生々しく残る米国で、「ブランド」だ、「IPO」だと、景気の良い話を連発している企業がある。ファッションやセレブ、化粧品、旅行、料理、ラグジャリーといったスタイル分野のコンテンツに強みを発揮しているメディア企業、グラムメディア(Glam Media)がそれだ。 ファッション誌などがここ数年、売上げが伸びず苦闘しているのとは対照的に、グラムメディア
Amazonのクリスマス商戦において,電子書籍が通常書籍の売上を上回ったというニュースが出版関係者を驚かせた。Kindle自体の販売台数も100万台を突破し,またその上で閲覧できる電子書籍もすでに40万冊になろうとしている。 ここで驚くべきは,Amazonでの電子書籍登録がオンラインで誰にでも可能だということだ。 (現在は日本語コンテンツは不可だが,近い将来開放されるだろう) これが電子書籍の登録画面,Amazon Digital Text Platformだ。 Amazon.comのユーザーIDを持っていれば誰でもアクセスできる。 そして次のような画面にしたがって,内容を登録していくだけで自動的に電子書籍登録ができるのだ。 登録内容は,(1)書籍の基本情報,(2)書籍の販売地域と販売条件,(3)書籍データのアップロード(データは自動変換される),(4)書籍の価格 の4つだけ。しかもその手
ほんとに数ヶ月前の話だけど、某従来型メディア企業関係者から「君はヤフーのことをメディアって呼ぶけど、一般的な日本語ではヤフーのことはメディアって呼ばないよ」と言われたことがある。はあ?ヤフーをメディアって呼ばないんだったら、何がメディアだよ。 「メディアというのは自社で記者を抱えて報道する企業のことだ」とその人は言う。「ヤフーは他社からコンテンツを購入してくるだけ。自分たちで報道しないのでメディアではない」。 「でもコンテンツが買えなくなったり値段が高くなって、ヤフーが自分たちでコンテンツを作るほうが安いと判断すれば、間違いなく記者を中途採用して報道に乗り出しますよ」と反論すると「いや、そんなふうにはならないね」と突っぱねる。 あー頭が爆発しそうになる。 はい、証拠。 Talking Points MemoというブログメディアのAndrew Golisのブログをご覧ください。米ヤフーのニュ
──────────────────────── 政治的ニュースが重要になる中、テレビがメディアとして持ちうる力とは? ──────────────────────── 【マスメディアの凋落は「場」の凋落と関係する】 広告収入やセットインユース(スイッチが入った受信機器の総数)の減少という形で、新聞やラジオやテレビなどが凋落しつつある。他方で、労働市場の縮小や麻生内閣の疲弊で世の中は暗いムードである。そんな中、一部の局は四月編成からニュース系へのシフトを強める模様である。 これは合理的対応だ。音楽の世界では、ITMSに見るようなアーカイブス化&インターネット化と、享受者の「島宇宙化」を背景として、CDシングルを購入して新曲にアクセス(して話題に乗り遅れないように)する必要が消えた。程度の差はあれテレビの娯楽番組もそれを追いかけよう。 だが娯楽系からニュース系へのシフトで生き残れるほど世の中
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