うちの職場でも、海外案件専門で働いている人がいる。 そして、その人の関わる仕事のほとんどは、海外案件に携わるものとなっている。 いわゆる属人化というやつだ。 通常の業務とはまた異なるスキルを必要とされる。 もっと言えば、担当する国ごとで求められるスキルが変わってきたりもする。 だから、海外案件は、会社として多くのリソースを割かなければならず、かつ担当できる人が少なく、リソースの不足するポジションなのだ。 時差があるし、祝日は日本と異なる。 緊急時には、勤務時間外でも対応を求められる立場だ。 だから、やりたいと思う人も多くない。 そうなると、会社としては、ある程度の立場を与えて、担当者を繋ぎ止める必要がある。 (一般担当に休日勤務ばかりさせるわけにもいかないというガバナンスの理由もあるのだろう) だから、そのポジションを受け入れる人は、能力の高さとは関係なく、いわゆる「出世コース」となる。