「政治問題」となった子宮頸がんワクチン 鈴木: ここからはHPVについて話します。この前も堀江さんは記者会見をされましたね。これは今、半ば「政治問題」になっています。子宮頸がんの原因は、基本的にはHPVというウイルスです。胃がんの原因のピロリ菌は細菌でしたが、子宮頸がんはHPVというウイルスに感染することによって起きるがんです。子宮頸がんの罹患数は徐々に増えていて、2000年は人口1万人当たり1人だったのが、今は2人弱です。 では、がんが見つかったらどうするのか。基本的に早期であれば円錐切除といって、子宮頸部だけを切り取ればいいのですが、これをすると流産や早産のリスクが高まるという弊害があります。ですから、例えば検診で早期のうちにがんが見つかったとしても、それはもう無傷ではいられなくて、さらに進行してしまうと、子宮を全摘出しなければいけない。 だから、なるべく早めに見つけるより、がんになら
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