山本夏彦より簡潔で辛辣なことを言っている本はないかと探し求めているうちに箴言集を読むようになり、さらに聖書を読んでいるうちに、なぜかケルト民話やファンタジーを読むようになってしまった。 ケルト関係の面白い本はないかな~と思ってふらっと古本屋で買ったこの「愛蘭土紀行」だが、予想を遥かに上回る面白さだった。 街道をゆく 30 愛蘭土紀行I (朝日文庫) 作者: 司馬遼太郎 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2009/03/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る アイルランド及びイギリスに関係する人物が次々と出てくる、そのメンツが漱石、ビートルズ、小泉八雲、ジョン・フォード、スウィフト、イエイツ、ベケット、そしてジョイス。ロンドンからリバプールへ移動し、さらにアイルランドのダブリンへと移動しつつ、これらの人物に関するあれこれ、アイルランドとイギリスの関係、カトリ