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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (10)

  • ファストフードで体内に「永遠の化学物質」の危険

    米テキサス州にある工場のパテ成形機。このようなファストフードに施される包装は、PFASと呼ばれる化学物質でコーティングされていることが多い。(PHOTOGRAPH BY BRIAN FINKE, NAT GEO IMAGE COLLECTION) ファストフードが健康に良くない理由はこれまで数々挙げられてきたが、また新たな問題が加わった。「PFAS」と呼ばれる化学物質が、人体に蓄積されている可能性があるというのだ。 PFAS(パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)とは、耐水性や耐火性を高めるため、一般的な家庭用品に大量に使用されているフッ素化合物の総称。「永遠に残る化学物質」として、近年、欧米で大きな問題になっている。(参考記事:「シリーズ 90億人の 米国に広がる新たな飢餓」) ファストフードをべた人と手作りの料理べた人の血中PFAS濃度について調べた新たな

    ファストフードで体内に「永遠の化学物質」の危険
    sirocco
    sirocco 2019/10/16
     ファストフードの包み紙と容器の問題。陶器の皿やカップを使えば問題ない。ゴミも出ない。あの一度使えばゴミとして捨てる文化はなんとかならないものか。
  • 殺虫剤で蚊が増える、予期せぬ副作用が明るみに

    ヒトスジシマカが男性の腕から血を吸う。(PHOTOGRAPH BY BRIAN GORDAN GREEN, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 殺虫剤は蚊を減らすのに失敗しているどころか、天敵を殺してしまうことによって、むしろ蚊を繁栄させているかもしれない。少なくとも、ある1つの地域についてはそのようだ。5月16日付けで学術誌「Oecologia」に掲載された論文は、殺虫剤が生態系に与える影響について、新たな問題点を明らかにしている。 調査はコスタリカで実施された。そこに生息する蚊は、害虫駆除を目的とする一般的な薬剤に対して耐性を進化させていた。一方、蚊の天敵はそうした進化を遂げておらず、結果的に蚊の個体数を急増させてしまった。(参考記事:「虫よけスプレーの効かない蚊が出現」) 米国ユタ州立大学の生態学者で論文の著者であるエド・ハミル氏は、コスタリカ北部のオレンジ農園で調査

    殺虫剤で蚊が増える、予期せぬ副作用が明るみに
    sirocco
    sirocco 2019/06/05
    「そこに生息する蚊は、害虫駆除を目的とする一般的な薬剤に対して耐性を進化させていた。一方、蚊の天敵はそうした進化を遂げておらず、結果的に蚊の個体数を急増させてしまった」
  • 蚊は叩こうとした人を覚えて避ける、はじめて判明

    血を吸う蚊。(Photograph by Joel Sartore, National Geographic Creative) 今度、蚊が血を吸おうと腕に止まっているのを見つけたら、絶対によく狙った方がいい。もし叩き損ねたとしても、その蚊が次にあなたを狙わなくなる可能性があるからだ。(参考記事:「蚊と人間の終わりなき戦い」) 蚊に刺されそうなときに叩くと、蚊は死にそうになった体験とその人の匂いを結びつけて覚え、将来その人を避けられるようになるという研究結果が発表された。1月25日付けの学術誌「Current Biology」に掲載されたこの論文は、刺す相手についての学習能力が蚊にあることをはじめて示したものだ。(参考記事:「【動画】なぜ逃げられる? 蚊が飛ぶ瞬間の謎を解明」) 「パブロフの蚊みたいなものです」。論文の主要な筆者であるジェフ・リッフェル氏は、合図があると条件反射でヨダレを出

    蚊は叩こうとした人を覚えて避ける、はじめて判明
    sirocco
    sirocco 2018/01/31
    パブロフの犬のように蚊も古典的条件付けで学習する。蚊に刺されながら実験して論文書いたのかな。大変そう。パブロフは唾液の分泌を調べようとした。係り員の足音などで唾液がでるのを知って路線変更。
  • タコを飲み込もうとしてイルカが窒息死

    オーストラリアのバンバリーにあるストラサムビーチで発見されたイルカのギリガン。口からはタコの触手が出ている。(PHOTOGRAPH BY JOHN SYMONS, MARINE MAMMAL SCIENCE) 「一度にべきれる分だけ口に入れなさい」とイルカのギリガンに教えてくれる人はいなかったようだ。 タコを飲み込んで窒息死したオスのミナミハンドウイルカが初めて確認され、解剖結果が学術誌「Marine Mammal Science」に掲載されている。(参考記事:「動物大図鑑 ハンドウイルカ」) このイルカは「非常にいしん坊で、タコをまるごと飲み込んでやる、と思っていたようです」。オーストラリア、パースにあるマードック大学の病理学者ナヒード・スティーブンス氏はそう話す。 パースから2時間ほど南下したバンバリーの海岸で発見されたオスのイルカが、解剖のためにスティーブンス氏の研究室に運び込ま

    タコを飲み込もうとしてイルカが窒息死
    sirocco
    sirocco 2018/01/19
    「不運な死からの教訓」。他のイルカがこの記事を読んで窒息死が減りますように。
  • 第5回 「男脳」「女脳」のウソはなぜ、どのように拡散するのか

    さんは東大教養学部がある駒場キャンパスの准教授なので、大学に入ってほやほやの1年生の講義を受け持つことがある。その時のエピソードをもって、まず想像してほしい。 「駒場の1年生の心理学の講義で、最初にやるんですよ。血液型性格判断がいかに正しくないか、科学的じゃないか。でも、結構な数の子があれでショックを受けちゃうんですよね。今まで信じてましたって。でも、サイエンスとしての心理学の講義をとる以上、そこのところはちゃんとしてほしいです。血液型性格判断は、もう100パーセント非科学的なんですけど、ただ、血液型性格判断を信じてしまう人の心理っていうのは、おもしろい研究対象ではありますね」 血液型性格判断については、もう信奉する人が度を越していて、ぼくもうんざりなので、四さんのこの姿勢には大いに共感する。それが「正しくない」「科学的じゃない」理由については、稿のカバーする範囲ではないと思うの

    第5回 「男脳」「女脳」のウソはなぜ、どのように拡散するのか
    sirocco
    sirocco 2017/02/18
    DVDナショジオ「ブレインゲーム ライバルに打ち勝て! 」色合いの違いを見分ける能力は女性が強く、空間認識能力は男性。闘争心、顔を覚える能力などのテストをしていた https://www.amazon.co.jp/dp/B00I4BZ0M0/
  • 第1回 農耕以前から私たちは炭水化物をたくさん食べていた

    糖質制限ダイエットが話題になっている。簡単にいえば、主である米やパンをべないことで、炭水化物に含まれる糖質の摂取を制限するというもの。糖質を摂り過ぎると血糖値が上昇して、肥満、ひいては生活習慣病を引き起こすといわれている。そのため、炭水化物を控えて肥満になるのを防ごうというのである。 そこで注目されているのが、『ナショナル ジオグラフィック日版』9月号の特集にもあるように、古代の事だ。人類が穀物を主とするようになったのは農耕文化が始まったとされる約1万年前よりも後のこと。日列島に稲作が格的に伝来したのは約2800年前だ。約200万年前にホモ属の人類が誕生し、狩りを始めてからそれまでの間は、動物や魚介類といった動物性タンパク質が中心であり、現在のさまざまな病気が起こるのは人類がほんの数千年にすぎない炭水化物の摂取に適応していないがため。だから、農耕文化以前の古代に戻せば健康に

    第1回 農耕以前から私たちは炭水化物をたくさん食べていた
    sirocco
    sirocco 2015/11/08
    糖質制限をして健康になった人が多いのは事実だ。"人類が炭水化物の摂取に適応していないということはないし、いまさら糖質制限をして農耕文化以前の食事に戻せば健康になるという考え方も間違っていることになる。"
  • 第5章 現地から届いた手紙 前編

    1 植村直己は、「書くことは死ぬほどきらいだ」といいつづけた。会った当初はともかくとして、1972年から73年のグリーンランド滞在あたりから、この植村の口癖のようなセリフは額面通りには受けとれないと、私は考えるようになった。彼が帰国してから、ほぼ11カ月分の精密な滞在日記を見せられて、書くことがほんとうにきらいならばこうはいかないだろうと思ったのである。 それから冒険行が重なるにつれて、彼の書くことへの執念をまざまざと見ることになった。どんなときでも、彼は日記をつけつづけた。と同時に、1972~3年のグリーンランド滞在、74年末からの『北極圏一万二千キロ』(文春文庫)の旅などでは、きびしい冒険行のなかで寸暇を見つけて手紙をくれた。

    sirocco
    sirocco 2012/10/15
    植村直己さんは、「書くことは死ぬほどきらいだ」と言い続けたのだそうです、たくさんの手紙を出し、精密な冒険記録の日記を書き続けているのに。
  • 第1章 始まりと終わり 前編

    1 1968(昭和43)年10月1日、植村直己は足かけ5年に及ぶ世界放浪の旅から帰ってきた。64年5月初め、アルバイトでためた4万円(約110ドル)を手に海外に飛び出したのは、「ヨーロッパ・アルプスの氷河が一目見たかったからだった」と、植村はのちに語っている。 そしてその望みは十分に達成された。同じ年の暮れ、アルプスの麓にあるモルジンヌ村(フランス)のスキー場で仕事につくことができたからである。 植村はこのモルジンヌ村を根拠地として、モンブランやマッターホルンに単独登頂し、アフリカにひとりで遠征してケニヤ山やキリマンジャロにも登った。また、67年にはグリーンランド西海岸にまで旅をしている。68年にフランスを発って南米に渡った。南米最高峰アコンカグアの単独登頂に成功し、アマゾン川6000キロを筏で下るという大冒険をやってのけた。帰国の途次、アラスカに立ち寄って北米最高峰のマッキンリー単独登頂

    sirocco
    sirocco 2012/10/15
    五大陸最高峰登頂、アマゾン川筏下りを成功させて帰国した植村さんは、あのう、そのうと言葉が出てこなくて相当な口下手だったそうだ。後には、その植村さんが本も書いているし、大勢の人の前で講演もしている。
  • 【連載】植村直己 夢の軌跡

    世界初の五大陸最高峰登頂、犬橇を使った単独行による北極点到達など、数々の偉業をなしとげた不世出の冒険家は何を夢見ていたのか。エベレストの日人初登頂に成功する以前から、植村直己の相談相手としてともに歩んできた文藝春秋の元編集者がさまざまな角度からその実像に迫る。 第1章 始まりと終わり 前編 2011年6月9日 第1章 始まりと終わり 後編 2011年6月23日 第2章 単独行 前編 2011年7月7日 第2章 単独行 後編 2011年7月21日 第3章 冒険家の欲 前編 2011年8月4日 第3章 冒険家の欲 後編 2011年8月18日 第4章 先住民に学ぶ 前編 2011年9月15日 第4章 先住民に学ぶ 後編 2011年9月29日 第5章 現地から届いた手紙 前編 2011年10月13日 第5章 現地から届いた手紙 後編 2011年10月27日 第6章 『青春を山に賭けて』の時代

    【連載】植村直己 夢の軌跡
  • 第10章 公子さんのこと 前編

    ダウラギリに飛び出していって、カトマンズとかさらに山の近くから、何度か公子さん宛てに手紙を書いている。手紙はすべて(かほとんど)が、『植村直己 への手紙』(文春新書、2002年刊)に収録されている。 その3月28日付の一通から。 《このヒマラヤ山中にも、心はいつも東京にあり、我々の5月の式のことが心配であり、便りせずにいられません。私の今の予定では4月末頃、または5月始めには東京へ帰ることができます。私の5月の希望としては、公ちゃんの希望の日程で式をあげてもらえば結こうです。(中略)式その他の件、公ちゃんの判断で総てきめて下さい。たいへんかってな言い方で申し訳けございませんが宜しくお願い致します。(後略)》 結納の翌日飛び出して行って、あとはどうぞよろしく、というのはもちろん身勝手でもある。しかしいっぽうで、早くも公子さんに頼りきっている、ともいえるのである。植村にとっては、頼りきる相手

    sirocco
    sirocco 2012/10/10
    植村直己さん、本にするほど奥さんに手紙を書いていたらしい。結納の翌日に「あとは頼む」ってネパールに行って、「結婚式は任せる」って手紙に書いて、ウチだったら大変なことになる。
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