◇すでに「同級生の男子生徒に飲ませた」供述 名古屋市昭和区のアパートで昨年12月、同市千種区の森外茂子さん(当時77歳)が殺害された事件で、愛知県警が殺人容疑で逮捕した名古屋大学の女子学生(19)=鑑定留置中=が宮城県の私立高校在学時、猛毒のタリウムの中毒とみられる症状で視力が低下した同級生の男子生徒とは別に「もう1人にも毒を飲ませた」という趣旨の話をしていることが、捜査関係者への取材で分かった。愛知、宮城両県警は立件の可否を慎重に検討している。【三上剛輝】 捜査関係者へのこれまでの取材で、女子学生が同じクラスの男子生徒に対し「毒を飲ませた」と話していることが分かっている。高校などによると、男子生徒は2012年6月ごろから体調を崩し、同10月には視力が低下するなどして入院。タリウム中毒とみられ、両県警は傷害容疑での立件を視野に、女子学生の関与について調べている。 捜査関係者によると、