【北京=鎌田秀男】中国のゲームメーカー「斧子科技」は11日、自主開発した家庭用ゲーム機「戦斧F1」の一般販売を始めた。 中国市場では日本製や米国製のゲーム機が圧倒的な存在感を誇っており、これまで国産ゲーム機はほとんどなかった。中国メーカーが巻き返せるかが注目される。 戦斧は「廉価版」が899元(約1万4000円)。ソニー・インタラクティブエンタテインメントの「プレイステーション4」の約3分の1という手頃な価格が魅力だ。今年は20万台の販売を目指す。 ゲームソフトは1本30元(約480円)前後でインターネットからダウンロードできる。発売に合わせ、日本でも人気のアクションゲーム「三国無双」など21のソフトをそろえた。