ネット時代に生まれる、新種の「田舎の秀才」について 情報過多な時代では、情報が多すぎるために視野狭窄を起こしてしまう、という問題については以前にも軽く触れたことがある。これに「田舎の秀才」という言葉で具体的なイメージを作れそうなので、ちょっと整理&考察してみたい。 似た意味の言葉で「井の中の蛙 大海を知らず」というのもあるけど、この言葉から喚起されるイメージはリアルでない(何しろ井戸でカエルだし)。より具体的な人間像が見える言葉として「田舎の秀才」を使いたい。 なお、「井の中の蛙〜」は主に狭いコミュニティ内での権力者、という意味で、自意識や能力の問題が主になる「田舎の秀才」とは問題が違う、という解釈もできると思うが、以下ではこのあたりの権力、能力(知)、自意識の問題をゴッチャにして扱う。 「田舎」とは、「田舎の秀才」とは何か? 「田舎」にもいろいろな意味があるが、ここでは、都会(中央)から