平成25年4月4日 京都大学 Tel:075-753-2071 (渉外部 広報・社会連携推進室) 科学技術振興機構(JST) Tel:03-5214-8404(広報課) [概要] 京都大学 大学院理学研究科の北川 宏(きたがわ ひろし) 教授の研究グループは、面心立方格子(fcc)構造を有する金属ルテニウム(Ru)触媒の開発に成功しました。従来のRu触媒では、六方最密格子(hcp)の構造をとるものしか知られていませんでした。今回、化学的還元法によりRuの原子配列を精密に制御することで、初めてfcc構造を有するRu触媒を得ることに成功したものです。家庭で使用されている燃料電池コジェネレーションシステム「エネファーム」で、金属Ru触媒はレアメタルである白金の耐被毒触媒として使用されています。今回開発されたfcc-Ru触媒は従来のhcp-Ru触媒の性能を凌ぐものです。このことにより、エネファーム