深夜にダンスを楽しめることで人気を集める東京・六本木のクラブのうち、計3店が風俗営業適正化法に違反して終夜営業を繰り返していたとして、都公安委員会から最大約3か月間の営業停止処分を受けていたことが18日わかった。 しかし、2階のフロアにも、3階のクラブと同じようなダンスフロアが設けられ、看板も全く同一。同店のホームページには、「3階は耐震補強工事のため営業を休止しています」との記載があるだけで、営業停止処分を受けたことには全く触れていなかった。 六本木のクラブを巡っては、「ディスコ特区」を申請するなど営業時間の規制緩和を求める動きがある一方、一般の飲食店を装って早朝まで営業する店も目立ち、地元から苦情が寄せられている。警視庁はさらに9店の処分を検討するよう公安委に求めているが、新たな手口で終夜営業を図る店も出現し、“イタチごっこ”はしばらく続きそうだ。 風営法では、ダンスフロアを持つクラブ